気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「麒麟」の「麒」はオスの麒麟、「麟」はメスの麒麟なんだって。

麒麟なんて高貴な動物について「オスメス」と呼んで良いのかはともかく。「麒麟」が、キリンの雄雌を言うのだと知らなかった。

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上は『新明解』。

いわく「想像上の神秘な動物。『麒』はその雄、『麟』は雌で、聖人が世に出、王道が行われる時生まれ出ると伝えられる。生物を食わず、生草を踏まぬという」。

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「特殊算」はどこまで国語辞典に載っているのかな?

時計算」とか「旅人算」とか「和差算」とか「植木算」とかが嫌いだ。

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問題自体が嫌いなのではなく、「特殊算」として「名前」がついているのが嫌い。「特殊」でもなんでもなく、普通に考えれば解けるんだもの。

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角錐と円錐を勉強してみた

国語辞典で算数・数学用語などをみるのはなかなか楽しい。今回は「角錐」をみてみた。そしてその定義が面白くて「円錐」を引いてみた。

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「ぶちころす」は「殴って殺す」こと?

ふと国語辞典で「ぶちころす」を見てみた(笑)。すると「殴って殺すこと」なんて語釈があった。「殺す」を単に強めていう言葉だと思っていたのでちょっとびっくり。

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上の写真は『新明解』。この最初の語釈をみてびっくりしたんだけど、他の辞書で漢字表記をみてもう一度驚いた。

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「再建」を「さいこん」と読むのは(たぶん)常識。

「恥ずかしながら」というべきなんだろうな。ぼくは「再建」を「さいこん」と読む(ことがある)のを知らなかった。

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この字は「さいけん」と読むんじゃないのか?(写真は『新明解』)。

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「焼き飯」と「チャーハン」ってのは違うものだと思ってた。

半世紀の人生、「料理」なるものをしたことがない。スパゲティを茹でたことはあるけれど、ソースはレトルトのカレーがせいぜいのところ。インスタントラーメンを茹でたこともあるけれど、「具」は入れるにしても「生玉子」だ。

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「けだもの」と「けもの」の違いを述べよ

「けだもの」は「けもの」に「だ」がついているものな。なんだか、より「けだもの」な感じがするじゃないか。

違いはなんだろうなあと思ったきっかけは『岩波国語辞典』を読んでいたときのことだ。「野獣」の語釈を見て考え込んだ。

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「西」を「正確」に定義する『新明解』

辞書を買おうとするとき、つい遊びで「右」の語釈を見てみる。工夫がこらしてあって面白いものも多い。たとえば『日本国語大辞典』ではこんな感じ。

みぎ 【右】
〔名〕(1)正面を南に向けたときの西側にあたる側。人体を座標軸にしていう。人体で通常、心臓のある方と反対の側。また、東西に二分したときの西方。右方。(以下略)