ぼくは、とある外資系コンピューターメーカーが1000人採用を行ったような、そんなバブル世代の人間だ。「花金」(ハナキン)はもちろん「花木」(ハナモク)にも飲み歩き、そしてタクシー券で帰宅したりしていた。
「バブルの最中には今がバブルであると意識する人は少なかった」なんてことがよくいわれるけれど、それは違うように思う。身の回りには「おかしすぎる時代」だと考えている人が多かったように記憶する。
「漸近線」って言葉を知ったのは中学生の頃だったかな(小学生で習うのかもしれないけれど、小学時代に勉強したことはないので知らない)。言葉も素敵だったし、永遠に近づき続けるという「ありかた」も面白そうだった。
と、いいつつ。「漸近」するのは曲線の方であり、漸近線(中1の反比例ならx軸とy軸)は近づいてこない。なのに、その直線の方を「漸近線」というんだなあ。
おそらくは「漸近していく」線という意味なんだろう。そんなことを考えて、国語辞典に正解を求めてみた。
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