気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

伝統

「端午の節句」

全く季節ハズレなんだけど、本日気になったのは「端午の節句」。ぼくの常識としては「子供の日」のことなんだけど、これをなんで「端午の節句」と言うんだっけ? 世界大百科事典の「端午」より。> 旧暦5月は高温多湿の盛夏であり,伝染病や毒虫の害がはなは…

「門地」

「門地」という言葉は、たぶん「日本国憲法」で覚えたんだろう。 第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。 「門地」の意味は「いえがら」。

春夏秋冬の節分

ジジイが言うことじゃないけれど。「節分」ってなんだろうと考えた。2月の豆まきの頃を「節分」って言うし、確か冬の季語でもあるはずだ。 でも「節分」ってのは「季節の分かれ目」で、春夏秋冬それぞれに存在するものじゃないのか?

「生繭」(なままゆ)

国語辞典を眺めていると、「生繭」(なままゆ)という言葉に出会った。意味は文字通りなんだけど、ちょっとびっくりしたな。 生繭(なままゆ)とは、蛹が生きている状態の繭。こんな言葉があるのは日本文化だなあ… via 岩波国語辞典 pic.twitter.com/CdoZka2…

「イナセ」は漢字でどう書くの?

ぼくらの年齢の人はたぶん、「いなせ」という言葉を目にすると「いーなーせだねーなつをつれてきたひと〜♪」と歌うんじゃないのかな。 め組のひと その「いなせ」。ぼくは漢字で書けないな。どのくらいの人が書けるだろう?

フラメンコ!

恥ずかしい話だけれど。小学六年生の頃「将来の夢は?」と言われて「ジプシーになりたい」なんてこたえた(小6でこれは馬鹿だろう)。馬と親しく生きる映像をテレビで見て、それで憧れたんだと記憶する。 その「ジプシー」音楽の「フラメンコ」だけど、辞書…

男女交際の場としての「寝宿」?!

また『新明解』の話なんだけど、「寝宿」という単語を見つけた。 ねやど【寝宿】結婚前の青年男女が統制のもとに寝泊まりした共同の宿舎。かつて男女交際の場とされた。 なんだ、そのいかがわしそうな場所は?

ビーバーは「しがらみ」をつくる

知っているだろうか?! とか書いても、みんな知ってることなんだろうなあ。「しがらみ」とは「柵」(さく)のことなんだそうだ。 ぼくは知らなかった…

「みかじめ」料って、なんの代金だっけ?

「銀座でみかじめ料」なんてニュースが流れてた。「みかじめ料」って言葉、小説ではよくみたけれど、「みかじめ」ってなんだったっけな。 www.nikkei.com と、そんなときはもちろん国語辞典。

風呂敷はなぜ「風呂」敷というの?

「風呂敷」ってのはぼくの世代のちょっと前まで「一般的」な道具だったと思う。ぼくの世代(ちょうど50歳だ)あたりから使わなくなったんじゃないかな。 ふろしきスタイル 使い方決定版 (生活実用シリーズ) 作者: 山田悦子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日:…

体育会系がポールに捕まって「蝉」の真似をするのは「伝統芸」だった!

夜の日比谷公園(ゲートがしまってるかと思ったら入れるんですね)に行って、「蝉」を見てきた。 ついに発見、脱皮中! pic.twitter.com/qbsC0a3Gdc— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 8月 11

「国賓」とはどういう客か

「国賓」を辞書で引くならば、どういう場合に、どういう待遇で招くことなのかを知りたいケースがほとんどなのじゃないか。『広辞苑』がうまくまとめてくれている。 こく‐ひん【国賓】 国家元首が接待する海外からの賓客。主に外国の国家元首や首相が来日する…

「竹馬」ってのは、逆立ちさせると馬の顔に見えなくもないので名前がついたのだと思ってた。

竹馬は、足を乗せる方を上にしてもつと、ちょっと馬の顔に似てる。だから竹馬と呼ぶのだと思っていた。 池田工業社 たけうま組み立てキット ★僅少在庫です★ 出版社/メーカー: こども良品 メディア: その他 この商品を含むブログを見る そんなわけでもないよ…

シュトーレンの形が何を模したものかご存知か?

シュトーレンの季節だ。 キハチ シュトーレン 出版社/メーカー: パティスリー キハチ メディア: その他 この商品を含むブログを見る 12月に入ったら作って、日々ちょっとずつ食べていく。中のフルーツの味が馴染んでいくのを楽しむものだと言われる。 『広辞…

「寝る」の尊敬語は「御寝る」。読み方は「およる」。

Kindle版の『古事記物語』(鈴木三重吉)を読んだ。内容は現代語に訳され、そして歌謡は意味だけを記し、オリジナルの歌は載せていない。 古事記物語作者: 鈴木三重吉発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 「歌な…

「ちゃどう」というのは何か間違っているように思えるが、実は「さどう」が間違っているのかも

「茶道」。これを「チャどう」と読むと、見たままに騙された間違った読み方のように感じないだろうか。教養の足りないぼくなどは、つい「ふふ」と笑いたくなってしまう。 茶道改良論 (講談社学術文庫)作者: 田中仙樵出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/07…