気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

歴史

「芸者」とは「武芸に優れた者」のことだった via 『剣客商売』

時代物の空想小説(「歴史小説」に対して「時代小説」というのだそうだ) に興味を持ったことはない。 確かこの『剣客商売』はKindleの日替わりセールで入手したものであるはず。あまりの安さについ購入したりすることも多い。 剣客商売一 剣客商売: 1作者: …

「しりけん」は決して「おしりじゃんけん」のことではない。

「しりけん」ってのは「手裏剣」のことらしい。 壁に刺さっている?手裏剣ポリマグネット1個出版社/メーカー: しのびや.comメディア: その他購入: 1人 クリック: 298回この商品を含むブログを見る 「尻」でやる「じゃんけん」だかなんかのことかと思った。…

昼ごはんは「大福」だったけど、昔の「金銭出納帳」はなんで「大福帳」と言うんだろう。

梨にしようかと思ったんだけど、まな板を使いたくなかったので(梨は切ってから皮を剥きますか?)、路上販売で買った大福がお昼ごはん。 だいふくもち (こどものとも傑作集)作者: 田島征三出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1977/04/01メディア: 単行本購…

「行幸」という言葉は、ダジャレから生まれたのか?

「歴史秘話ヒストリア」の「明治の京都へおこしやす ~千年の都 復興ものがたり~」を見た。中で、京都から東京への首都移転は「遷都」ではなく「行幸」に名を借りて行われたと指摘。 京都の謎 (東京遷都その後) (祥伝社黄金文庫―日本史の旅)作者: 高野澄出…

「ちゃどう」というのは何か間違っているように思えるが、実は「さどう」が間違っているのかも

「茶道」。これを「チャどう」と読むと、見たままに騙された間違った読み方のように感じないだろうか。教養の足りないぼくなどは、つい「ふふ」と笑いたくなってしまう。 茶道改良論 (講談社学術文庫)作者: 田中仙樵出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/07…

「立ち往生」は「立派な往生」?

手元の資料ではよくわからなかった。「立ち往生」というのは、仏教用語では「ありがたい」言葉なのかな。 岩波 仏教辞典 第二版作者: 中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/10/30メディア: 単行本 クリック: 10…

死語にすべき言葉というものがあるか(辞書が「わからないように」記述する言葉とは)?

今、話題になっている漫画。ぼくは小学生の頃に読んで、その場でモドしてしまったり、その後も何度も夜中に起きてモドしてしまったりした。ひとつの事象の受け取り方は人それぞれだ。 現代「死語」ノート (岩波新書)作者: 小林信彦出版社/メーカー: 岩波書店…

「刺身」という言葉の語源は正確にはわからないらしい

『大言海』を見ていた。「さしみ」(刺身」のところに語源についての説明があった。 刺身の教科書―基本のおろし方から新しい刺身料理の作り方まで徹底解説作者: 鈴木隆利出版社/メーカー: 旭屋出版発売日: 2006/05メディア: 大型本 クリック: 7回この商品を…

「ハガキ」はどうして「葉書」というの?

葉書はなぜ「葉」書というんだろう。昔は「葉っぱ」に書いていたからだろうか。 くまモンのポストカードブック作者: アスペクト出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2012/12/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る そんなわけはない。

『広辞苑』と『明鏡』、エッチなのはどっちだ?

「H」の読みとして「えいち」では立項していない『新明解』第七版だけど、「えっち」については次のように記述している。 〔エイチの俗な発音〕 そう書くなら「エイチ」も立項すべきと思うんだけどな。ついでに2番目に上がっている語義も書いておく。 〔Hent…

日本国語大辞典で「二年草」を調べてみる(さっぱりわからない)

ニンジンってのは、形が朝鮮人参に似ているから名づけられたんだそうだよ。 朝鮮人参はウコギ科、ニンジンはセリ科で全く別の植物であるが、十七世紀に後来の野菜は形と色が朝鮮人参に似ていたので人参と名付けられた via 『物語 食の文化』 — maeda hiroaki…

『文七元結』に登場する「切手」は、要するに商品券のようなもの。

とくに意図なく『古語大辞典』の「切手」の項を見て思い出した。『文七元結』に「切手」が出てくる。 切手 pic.twitter.com/6azOr7E75o — maeda hiroaki (@torisan3500) July 27, 2013 もちろん『文七元結』に出てくる切手はこの切手じゃない。出てくるシー…

「かわいい」はもともと「かわゆい」だった。

「かわいい」は、元をたどれば「かわゆい」だった。「かわゆい」は決しておたく語(?)ではないのだ。 さらに「かわゆい」は「かわはゆし」という言葉が変化したものなのだそうだ。 【ハローキティ】カワユイ巾着 ☆サンリオ ハッピリーナコレクション第23弾…

「乱妨」と「乱暴」。「略奪」が伴うかどうかで使い分けることもあるらしい。

高校講座の日本史(南北朝の内乱の回)を見ていたら(趣味なのだ)、南北朝時代の「悪党」について、『峯相記』の文書が映ってた。その中にあった言葉が「乱防」。 日本の歴史〈9〉南北朝の動乱 (中公文庫)作者: 佐藤進一出版社/メーカー: 中央公論新社発売…

「有り難い」から「ありがとう」

「ありがたい」は意外に難しい。たとえば源氏物語にある。 世の中はありがたく、むつかしげなるものかな 当たり前だけど、これは「むつかしくてありがとー」(偏差値が上がるから?)なんて意味じゃない。この場合の「ありがたく」は「暮らしにくい」とか「…

ちょっと前の「竹の子族」と、ずいぶん前の「竹の子生活」

「竹の子族」を立項している国語辞典がほとんどないことに驚いた。 手元の辞書で立項していたのは『デジタル大辞泉』のみ(紙の第二版にはなし)。 昭和55年(1980)ごろより、東京都渋谷区原宿の歩行者天国で、派手な衣装を身につけ、音楽に合わせて踊った…

中型辞書の「民本主義」が面白い

昨日、久しぶりに「民本主義」の語を目にした。「民主主義」と言えない事情があったりしたようだったね、と辞書を引いてみた。 例えば『大辞泉』第二版。 大正時代、吉野作造が主唱した民主主義思想。主権在民を内包する民主主義とは区別し、政治の目的は民…

「長押」の意味は理解した「つもり」

落語に「長押」(なげし)という言葉がよく出てくる。「だくだく」とか「野ざらし」など。 # 「野ざらし」については以前記事を書きました 「長押にかけた槍」というんだから、「長押」ってのは「アレ」のことだろうと思いつつ辞書を引いてみる。 まずは『明…

なぜか「反歌」の意味を知らずにこれまで生きてきた。

日本の古代史をお勉強しようシリーズで、『日本の歴史2 飛鳥・奈良時代』(岩波ジュニア新書)などを読んでる。 ちょっと軽い本ばかりかもしれないけれど、全く無知なのでこの辺りから > 日本古代史関連 #歴史 pic.twitter.com/OHvrhz9Z7K — maeda hiroaki …

「笑止」は当て字だが、15世紀からの歴史と伝統のある当て字である

いつ覚えたんだろう。気がつけば「笑止」という言葉は普通に受け入れている。 たまに由来を考えようと思うことはあっても、まあ「笑いも凍りついちゃうぜ」くらいの意味かななんて思って詳しく調べることはしなかった。 笑止Tシャッツ ラグランTシャツ(ホワ…

「蒟蒻の日」に考える「蒟蒻本とはなんだ?」

知らなかったんですが、「蒟蒻の日」なんだそうで。 本日は5・29で「こんにゃくの日」 via 総務省統計局 / “5月29日 こんにゃくの日|なるほど統計学園” htn.to/k4EwUiHa — maeda hiroakiさん (@torisan3500) 2013年5月29日 「ふ~ん、蒟蒻ね」と辞書を見てい…

自転車乗りが「皆」目指す「峠」ってのはなんなんだ?

まあ、本当のことを言うと「皆」じゃないんだろうな。ただ、ロードバイクを買った人の「かなりの割合」が、山(峠)に登り始める(笑)。冬にもおかまいなしだったりする。 で「峠」。この字が「国字」だってのは有名な話。小学校で習うんだっけ? ちなみに…

「日曜日」は週の最初の日!。でもそうじゃないならそれでもいい。

一般的に、日曜日は週の最初の日と言われる様子。『大辞泉』第二版を見てみよう。 週の第1日。土曜の次の日。日曜日。キリスト教の安息日に由来し、官公庁・学校・一般企業で休日とする。 「第1日」だけど、「次の日」なんだな。「安息日」がいつなんだとい…

いん・しゅう・しん・かん・さんごく・しん(もしもしかめよかめさんよ)…

ぼくはリズムなしでそのまま覚えた中国歴代王朝。 その「殷」を使った「殷賑」という熟語があるのを知りませんでした。出会ったのは本日(2013年5月13日)の日経新聞読書欄。 15世紀から16世紀前半までのヴェネツィア共和国は、東方交易で膨大な富を蓄積し、…