気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

楽しい「落語」も辞書でみれば難しい(^^)

たまに落語の話題を出す。ちょっと落語が好きだ。CDが200枚くらいあって、DVDも結構ある。本は…、まあかなりある。知らない言葉や、現在とは用法の違う言葉が出てくるのも面白いところだと思う。

志ん生的、文楽的 (MouRa)

志ん生的、文楽的 (MouRa)

「そういえば」と『新訂大言海』で「落語」を引いてみた。結構語ってくれた。

オトシバナシ。元禄、嘉永の頃、彦八ト云フモノ、軽口咄ニ長ズ、嘉永以降、落語ハ廃絶セムトセシヲ、天明年中、焉馬等、再興セリト。

 難しい^^。まあ伝統関連の言葉や、芸能関係の言葉の定義ってのは難しいのが普通のことだろう。

似た単語の出てくる語釈として『精選版日本国語大辞典』のものを見ておこう。

演芸の一つ。滑稽を主とした話芸で、終わりに落ちのあるもの。江戸初期の安楽庵策伝に始まるという。元祿時代(一六八八‐一七〇四)に京都の露ノ五郎兵衛、江戸の鹿野武左衛門が話芸として確立し、天明年間(一七八一‐八九)江戸の烏亭焉馬(うていえんば)によって盛んとなり、三遊派柳派の二派から多くの名人を輩出、幕末・明治初期に三遊亭円朝が出て江戸落語を集大成する。軽口(かるくち)ばなし。おとしばなし。

 恥ずかしい話をしておくと、安楽庵策伝と三遊亭円朝しか知らないな^^。

怪談 牡丹燈籠 (岩波文庫)

怪談 牡丹燈籠 (岩波文庫)

日本語が難しいので英語に頼ろう。『プログレッシブ和英中辞典』第三版によれば「落語」とは「rakugo; traditional comic storytelling; a rakugo story」であるとのことだ。ベリーイージーだな(^^)。

Rakugo: Performing Comedy and Cultural Heritage in Contemporary Tokyo

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