大辞泉公式サイトがオープンした。あちこちにいろいろと気になる言葉を表示して、クリックすると『大辞泉』第二版での説明を表示するようになっている。
ちょっと見ていて気になったのは「ホワイトウォーター」という言葉。
リバーカヤック大全―ホワイトウォーターを漕ぐためのテクニック (Man to man books)
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わりと一般的な言葉っぽいけれど、自分では使ったことがなかった。『大辞泉』第二版を引いておく。
急流・滝壺(たきつぼ)などで、白く泡立った水。また、そのような箇所。波が砕けてできる白い泡。
なるほど。言われてみればまさに「ホワイトウォーター」だ。ただ、あまりにも「そのまんま」なので、いかにも和製英語っぽい。
- 作者: P.J. Petersen
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しかしちゃんとした英語だった^^。久しぶりに『OALD』第八版で「white water」を見てみよう。
a part of a river that looks white because the water is moving very fast over rocks:
ところで『精選版日本国語大辞典』によると「ホワイト」に「素人」の意味もあるそうだ。
素人。 *当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七「あの田の次という芸妓の如きは。中々ホワイト〈しろうとといふ事か〉にもめづらしい女だ」
なるほどね~。でもそこ以外でも用例はあるのかな。さすがにあるんだろうな。
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