「四万六千日、お暑いさかりでございます」なんて言われると、その瞬間に世界が目の前に広がり、その風景の力強さに泣きたくなったりするんだよな。
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「四万六千日、お暑いさかりでございます」で始まるのは「船徳」。CD含めて何度も聴いたことのある話ですが、この話は古今亭志ん生が作ったんですって?
「志ん生」云々が載っているのは『世界大百科事典』なので、まずは『広辞苑』第六版から。こちらはラディカルなまとめ方だな。
船宿の居候になっている若旦那の徳さんが、急造の船頭になって失敗する話。
ま、このまとめはこれで魅力的ではある(笑)。だけど知らなかったのは『世界大百科事典』。
落語。初代古今亭志ん生作の人情噺《お初徳兵衛浮名桟橋〘うきなのさんばし〙》の発端部分の落語化。若旦那徳さんが,道楽の末に勘当され,船宿で居候〘いそうろう〙をするうちに船頭になる。
項目執筆は興津要。
まあ初代古今亭志ん生がどんな噺家だったのかも知らないから、「船徳」が古今亭志ん生作であってもなにも不思議なことはない。でも親しみのある名前が登場してきて、少々驚いた。
ちなみに、下のCDには四代目志ん生なども入ってる。そんな音源があるのかと驚いたよなあ。
昭和戦前面白落語全集(CD16枚組) 東京篇 ([CD+テキスト])
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