Amazonのレコメンドには「なんじゃそれ」というものも多いけれど、「そこを突かれてはたまらない」ってのも結構ある。
今日送られてきたメールでのレコメンドは「週刊仏教を歩く」。「週刊」だってのがまずまいるね。
- 作者: 郡司 武
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003
- メディア: ムック
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行基というと、中学生の歴史教科書だと奈良の大仏とセットになって名前がでてくる。でも行基は749年に死んでいる。つまり開眼供養には間に合ってないんだな。
まあ、歴史は苦手分野なんだからぐだぐだ言うのはやめよう。上の「仏教を歩く」は即座に買った。何が書いてあるんだろうなと下調べのつもりで国語辞典で「大仏」を見てみた。
丈六(高さ1丈6尺、すなわち約4.8メートル)以上の大きな仏像。
『大辞林』第二版での定義だ。他の辞書を見ても「丈六以上」が出てくる。『広辞苑』『明鏡』『日本国語大辞典』など。
ただ、なぜ「丈六」以上なのかが書いてない。しかたなく「丈六」を改めて引いてみる。やはり多くの辞書にあるけれど、先と同じ『大辞林』から引いておこう。
《釈迦の身長が1丈6尺(約4.85メートル)あったというところから》1丈6尺。また、その高さの仏像。座像の場合は半分の8尺に作るが、それも丈六といい、また、丈六より大きいものを大仏という。
でかっ。 バスケットボールのゴールが305cmなのでそこから180cm上に出ることになる。
大仏の大きさの定義と、そしてその理由はなんとなくわかった。だけど「大仏」の定義で大きさだけを記し、その大きさの定義がどこから来ているのかを書かないのは不親切だな。さらにほとんどの辞書が同じ様子であるのも不思議な話だ。
ところで、nanoblockの鎌倉の大仏は、ふざけて作ったとしか思えない^^
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