日本の古代史をお勉強しようシリーズで、『日本の歴史2 飛鳥・奈良時代』(岩波ジュニア新書)などを読んでる。
ちょっと軽い本ばかりかもしれないけれど、全く無知なのでこの辺りから > 日本古代史関連 #歴史 pic.twitter.com/OHvrhz9Z7K
— maeda hiroaki (@torisan3500) June 16, 2013
この本に山上憶良の「子等を思ふ歌」が載っている。
瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来たりしものそ まなかひに もとなかかりて 安眠しなさぬ
反歌
銀も 金も玉も 何せむに 優れる宝 子にしかめやも
これを見て思い出した。ぼくは「反歌」という言葉の意味がずっと気になりながら、この年になるまで全く調べずに来たのだった。
「なんか反対してるわけではないし、二人でやり取りして、ほらお返しだとか言ってるわけでもなさそうだしなあ」と感じてた。「きっとなにか別の意味があるんだな」と思ってとまってたわけだ。
『大辞泉』第二版から引いてみよう。
長歌のあとに詠み添える短歌。長歌の意を反復・補足または要約するもの。1首ないし数首からなる。万葉集に例が多い。かえしうた。
ああ、なるほど。反復・補足・要約するものか。確かにそういう存在だったな。
十代で出会った「反歌」という言葉、四十代でようやく意味を知ることができた。
- 作者: 中西進
- 出版社/メーカー: 講談社
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