ふとテレビでトウモロコシを見て辞書を引いてみた。難しい存在なんだな。
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『誰でも読める日本史年表』によると、1576年頃に日本にやってきたのだそうだ。
南京芋(じゃが 芋)が 長崎に 渡来.この 頃,とうもろこし・すいか・かぼちゃの 種子, 渡来。
1576年ってのは、織田信長が安土桃山城を築いた頃。
まあしかし、トウモロコシ自体については、頻繁に目にもするので、そんなに疑問は感じない。一応『広辞苑』第六版から引いてみる。
(「唐もろこし」の意)イネ科の一年生作物。中南米の原産とされる。世界各地に栽培され、小麦・稲に次ぎ食用作物で3位。日本には16世紀に渡来。茎は1~3メートルで、直立。葉は互生し幅5~10センチメートル、長さ約1メートル。雄花穂は茎頂に、雌花穂は葉腋に付く。粒は澱粉に富み、食用、工業原料。茎葉は青刈り飼料・サイレージとし、飼料作物として最も重要。
言葉は難しいけれど、まあ「知ってる」範囲内のこと。ただ、やはり気になるのは「唐もろこし」。「唐」も「もろこし」も同じ意味じゃないか。
『日本国語大辞典』の語誌欄を見る。
モロコシ(蜀黍)の上にトウ(唐)を冠したものである。本来、モロコシも中国の意であるから、さらにトウを付けるのは不自然であるが、先に日本に渡来したモロコシの語源が忘れられ、後に渡来した「玉蜀黍」が「中国から伝わった蜀黍」として命名されたものか。
他にもいろいろと書いてあるんだけれど、ちょっと難しい。そもそも「先に日本に渡来したモロコシ」がよくわからない。こちらは大雑把にいえば「コーリャン」のことなんだそうだ。
そう書いてもよくわからないけれど、まあ「コーリャン」という植物があるのだという話は聞いたことがある。
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本当は、トウモロコシについて「ちょっとした知識」を得て「なるほどね~」で済まそうと思った。なんだか知らない世界に話題が広がってしまって「なるほどね~」で終われなくなってきた。
まあ、こういうときにも良い締めの文句がある。「今日はこの辺で勘弁してやる」だ。
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