ちょっと近くに用を足しに出かけた所が豪雨にやられた。すごかったな。「夕立」の範疇に入るんだろう。
「降る」いろいろ。 via 『ベネッセ表現読解国語辞典』 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/ODV9Ghu47f
— maeda hiroaki (@torisan3500) July 23, 2013
ところで「夕立」は万葉集の時代から使われている言葉なのだそうだ。古くからある言葉ゆえに(?)語源はいまひとつはっきりしないようだ。
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『広辞苑』第六版に「一説では」と掲載されている語源はそれなりに面白い。
(一説に、天から降ることをタツといい、雷神が斎場に降臨することとする)
語釈は『日本国語大辞典』から引いておく。
(1)夕方になって、風・波・雲などが起こり立つこと。
(2)夏に、雲が急に立って、短時間に激しく降る大粒の雨。多く雷鳴を伴って午後から夕方にかけて降る。夕立の雨。夕立雨。↔ 朝立。《季・夏》
自然現象の発生を「立つ」と言うことも多いからだとか、雲が立つからだというような説もあるそうだ。
で、「夕立」の反対語は「朝立」だと、中型・大型辞典は主張する(小型辞典には「夕立」の反対語としての「朝立」はないことが多い)。同じく『日本国語大辞典』を引く。
(1)朝早く旅立つこと。早立ち。↔夜立ち。
(2)朝方に降るにわか雨。↔夕立。
(3)夜明け。朝まだき。
手元の小型国語辞典を見ると、「朝立(ち)」には上の1番めの意味しか記述していないことが多いようだ。 つまり「夕立の反対は朝立だ」と言われて「え、そうなの」と思うのは恥ずかしいことではない。
尚、『大辞泉』第二版(紙版)にも一番目の語義しかない。但し、付属DVDにはいろいろと記述が増えている。
(2) 政治家などが、朝の通勤時間帯に、駅前などの人通りの多いところで演説をすること。
(3) 朝、男性が目覚めた際に、陰茎が勃起(ぼっき)している現象のこと。
(4) (朝立)朝方に降る雨。
なんか順番がおかしいような気もするけどな。『大辞泉』、DVD版や「デジタル版」はいろいろとぶっとんでいるみたいだ。
大辞泉編集部です。【26万9,846語】『大辞泉』データベース、7月21日現在の採録語数です。 本日は「アクハイヤー」「ジビエ料理」など4語を立項。 27万語まであと【154語!】 いよいよ明日正午に何かが始まります。 お楽しみに! https://t.co/84C9fZb7y6
— 大辞泉編集部 (@info_dai_jisen) July 21, 2013
「アクハイヤー」の立項は個人的には反対だな。こんなものが日本で普通に使える言葉であると認めたくないもの。
まあしかし。「精力的」であるのは間違いない。
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