土砂崩れを起こすほどの雨なんて意味もあるかと考えたけれど「土砂降り」は当て字。「どしゃ降り」と書くのが正しいそうだ。
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「どしゃ降り」については、『新明解』第七版が良い仕事をしているだろうか。
〔「どしゃ」は、「どさくさ」の「どさ」と同源〕空からバケツをひっくり返したように激しく降る雨。
「どさくさ」については『日本国語大辞典』を見る(出典略)。
【一】混雑していて騒々しいさま。取り込んでいる状態。ごたごた。混乱。
【二】(「と」を伴って用いることもある)
あれこれとせわしく働いたり、混乱して騒いだりするさまを表わす語。どしゃくしゃ。
「どしゃくしゃ」とも言うらしい。
そこから独立して「どしゃ」が独立して「どしゃどしゃ」ないし「どしゃ」というオノマトペが生まれてきた様子。
「どしゃどしゃ」は『日本国語大辞典』にも立項されている。
(「と」を伴って用いることもある)
雨のはげしく降るさまを表わす語。
「どさどさ」とも関係してるのかと思ったけれど、ざっとみたところではわからない。そういえば「どかどか」という言葉もあるな。
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まあ、オノマトペ系は語源がわからないものも多いし、そもそもちゃんとした語源がなかったりもするんだろう。
ともかく「土砂」降りではないと。
「どしゃ降り」の類語でも見てみる。『角川類語新語辞典』には次のような言葉が上がってる。
【吹き降り(ふきぶり)】 ―でずぶぬれになった
【繁吹く(しぶく)】 雨の―中を行く
【横降り(よこぶり)】 雨が―に降る
【降り暮らす(ふりくらす)】 休日を―
【降り籠める(ふりこめる)】 一日中雨に降りこめられる
『ベネッセ表現読解国語辞典』は「降り方」を表にまとめているので引いておく。ちょっと写真が見難い様子だけれど、加工するほどのことでもないと思うので…。
『降る』いろいろ。 via 『ベネッセ表現読解国語辞典』 pic.twitter.com/Bzk7FgQcSc
— maeda hiroaki (@torisan3500) September 5, 2013
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