シュトーレンの季節だ。
12月に入ったら作って、日々ちょっとずつ食べていく。中のフルーツの味が馴染んでいくのを楽しむものだと言われる。
『広辞苑』第六版を見よう。
シュトーレン【Stollen ドイツ】 ドイツでクリスマスに食べる日持ちのする菓子。小麦粉・砂糖・卵・バターにレーズン・果物の砂糖漬け・マジパン・スパイスなどを入れた生地をイースト種で発酵させて平たい棒状に焼き、粉砂糖で厚く覆う。形は幼子イエスになぞらえる。
真ん中のぽこんと膨らんだところが、ゆりかごで眠るイエスをイメージするのだとか、いろんな説があるそうだ。
「食べる」ということの意味とかイメージがきっと違うんだろうな。「キリストのイメージです」と言われれば、すくなくともぼくは食べるのを躊躇ってしまう(そんなことを知らずにこれまでたぁんと食してきたが)。
シュトーレン限定の「背景」を記す本もでるわけだ。ぜひ読んでみたい。