気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

阿修羅の顔はこわい。

微妙なふるさが心地よい『三省堂国語辞典』第四版(1992年)をぱらぱらとめくっていると「阿修羅」に出会った。


ふ~む。まあ『三省堂国語辞典』らしい定義かもしれないな。

あしゅら【阿修羅】
(名)〔仏〕
戦闘を好む鬼神。こわい顔をしている。しゅら。

しかし「こわい」と言ってしまって問題はないのか。最新の第七版を見てみた。やはりと言うべきか、変更されている。

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「こわい顔」が消えている。「しゅら」も漢字になったな。

確か夏目雅子に似ているという有名な説もあったんじゃなかったか。

そういえば昔話。ラグビー元木由記雄も「こわい顔だが実は整っている」説があった。確かに元木由記雄の顔は整ってはいた。しかし(夏目雅子風の)阿修羅と元木由記雄、どちらが「こわい」かと言えば、元木由記雄なんじゃないかと思う。