気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「国賓」とはどういう客か

「国賓」を辞書で引くならば、どういう場合に、どういう待遇で招くことなのかを知りたいケースがほとんどなのじゃないか。『広辞苑』がうまくまとめてくれている。

こく‐ひん【国賓】

国家元首が接待する海外からの賓客。主に外国の国家元首や首相が来日する場合で、歓送迎会への天皇の出席、21発の礼砲宮中晩餐会の行事がある。→公賓

なるほど。天皇が出席し、宮中でもてなし、そして最高数の礼砲で迎えるというキメなわけだ。

ちなみに礼砲の最大数が21発であるのは、イギリスの財政事情に端を発するものらしい。

ついでに「公賓」を見る。

こう‐ひん【公賓】

国賓に次ぐ海外からの賓客。王族・閣僚・特使などの来日する場合で、首相主催の歓送迎会、19発の礼砲宮中午餐会の行事がある。1964年に制度として決定。

国賓は「宮中晩餐」だったが、公賓は「宮中午餐」なのだな。

もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)

もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)

 

「午餐」がわかりにくいかもしれないので『広辞苑』を引いておく。

ご‐さん【午餐】

ひるめし。昼食。「—に招待される」

「ひるめし」のことなんだそうだ。 

宮内庁のサイトには、これまでの国賓・公賓リストが掲載されている。

国賓とするかどうかの決定は「閣議」で行うようだ。

ちなみに「国賓」も、英語でいうと「state guest」らしい。字面だけみると、いまひとつありがたみにかける。