「裏窓」といえば、やっぱり映画だよなあ。
『裏窓』を見たことがあるかと言われれば、ふつうは「映画を見たことがあるか」という質問だと解釈するはず。しかし、たまにそうでない人(まあ、作品中では「人」ではないのだが)もいる。
「千葉さん、『裏窓』を観たことないの? …」 「窓ならよく見るが。表と裏はあまり気にしたことがない」 via 『死神の浮力』(伊坂幸太郎)
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 7月 24
この「千葉さん」は実は「死神」。その死神に「表と裏は気にしたことがない」と言われると、果たして「裏窓」という言葉が一般名詞なのかどうかが気になる。
結論から言えば一般名詞だった。『広辞苑』にも載っている。
うら‐まど【裏窓】
家の裏側にある窓。
なるほどなあ。家の表裏についてはきっとなにか定義があるんだろうな。まあ南側でない方が「裏」なんだろうかなあ。
ちなみに映画『裏窓』のオリジナルタイトルは「Rear Window」だ。
この「裏窓」の対義語はやはり「表窓」だろうか。残念ながら「表窓」は辞書に見つけることができない。