怪鳥ロプロスはドローンのように飛行しながら撮影することもできる。有益なやつだったな。まあロデムの美人さが素敵だとか、ポセイドンのメカニックさが素晴らしいという人の方が多いのかもしれないけれど。
でもぼくは「怪鳥」派だ。で、その「怪鳥」だが、国語辞典にも載っている。下は『三省堂国語辞典』。
この、例も何も示さない「ぶきみな鳥」の記述が素敵じゃなかろうか。実は『大辞泉』でも同じような定義だ。
かい‐ちょう 〔クワイテウ〕 【怪鳥】
あやしい鳥。けちょう。
すばらしい。どのような鳥が「ふしぎな形」なのか、あるいは「あやしい」のかを示さない。きっとあまり具体的に言うとコンピューターに守られたバビルの塔から攻撃を受けてしまうのだ。
もちろん『新明解』もいいぞ。
かいちょう【怪鳥】
ふだん見かけたことの無い、不気味なかっこうの鳥。
ふだんは見かけないが、たまに見かけるのだ。「ふだんは見かけない」という書き方からして、きっと「火の鳥」よりはメジャーな鳥なのだ。それもそうか、たまに後継者を探しに世界を飛び回るんだものな(今はバビル5世くらいなんだろうか?)。
ところで「怪鳥」。『岩波国語辞典』には載っていない。興ざめだ(『広辞苑』には載っているのだがなあ)。