『新明解』をみていた。「ジャガいも」は以下のように定義されている。
ジャガいも
ジャガタライモ。ジャガタラはジャワ島の地名ジャカルタのオランダなまり。世界各地に広く栽培される多年草。塊茎は握りこぶし大。煮たり、ふかしたりして食べる。寒冷地のは美味。また、でんぷんを作る。馬鈴薯。
「寒冷地のは美味」という言い方は『新明解』でのハヤリなのでスルー。それはともかく 「なまり」であるのだなあ。
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ただし「ジャガタラ」が「なまり」であることを記述する辞書はあまり多くない様子。たとえば『日本国語大辞典』などではあっさりと「『ジャガタラいも』の略」としている。
ただし『三省堂国語辞典』では「ジャガタラ」を立項し「「ジャカルタの、もとの名前」と定義している。「もとの名前」ってのもよくわからないけれど、「オランダなまり」という言い方もありなのかもしれないな。
なお、小学生の頃、家の庭でジャガイモを育てた。葉は大いに育ったが、掘ってみるとイモなどまるでできていなかった。あれは悲しかったな。まあジャガイモは日本に伝わった当初は観賞用であったらしい。それならそれで良いとしたものか。