読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「再建」を「さいこん」と読むのは(たぶん)常識。

歴史 建造物

「恥ずかしながら」というべきなんだろうな。ぼくは「再建」を「さいこん」と読む(ことがある)のを知らなかった。

f:id:torisan3000:20170112013809j:plain

この字は「さいけん」と読むんじゃないのか?(写真は『新明解』)。

もちろん「さいけん」とも読む。しかし「さいこん」と読むこともあるんだそうだ。上の『新明解』ではわかりにくいかな。「わかりやすさ」を旨とする『三省堂国語辞典』をみてみるか。

さいこん【再建】
もう一度建立すること。

よくわからないと感じる。しかし「もう一度建てる」でなく「もう一度建立する」と書いているのがヒントだ。同じく『三省堂国語辞典』で「建立」を見る。

こんりゅう【建立】
寺などを建てること。

おわかりだろうか。

「再建」は「さいけん」とも「さいこん」とも読む。しかしなにを「建てる」のかによって読み方が変わるのだ。

日本国語大辞典』が詳しいが、『大辞泉』も「補説」が親切だ。『大辞泉』から引いておく。

さい‐こん 【再建】
[名](スル)焼けたり壊れたりした神社や寺院などを建て直すこと。「本堂を―する」
[補説]一般の建造物の場合は「さいけん」と読む。

「再建」は一般的に「さいけん」と読むが、寺社や寺院などを「再建」する場合は「さいこん」と読むのだ。

ぼくにこの知識を与えてくれたのは「歴史秘話ヒストリア」。「東大寺“七重塔”の謎」の回で「さいこん」を連発していたのだった。
ちなみにこの「さいこん」の読みはほとんどの辞書に載っている。すなわち「知っているのが普通」の言葉なのかもしれない。
でも、人前で「さいこん」を使うと「間違ってる」と思われそうな気もするな。
JAL再建の真実 (講談社現代新書)

JAL再建の真実 (講談社現代新書)