気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「麒麟」の「麒」はオスの麒麟、「麟」はメスの麒麟なんだって。

麒麟なんて高貴な動物について「オスメス」と呼んで良いのかはともかく。「麒麟」が、キリンの雄雌を言うのだと知らなかった。

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上は『新明解』。

いわく「想像上の神秘な動物。『麒』はその雄、『麟』は雌で、聖人が世に出、王道が行われる時生まれ出ると伝えられる。生物を食わず、生草を踏まぬという」。

麒麟」なる生き物のことは、もう40年も前から知っているけれど、「麒麟」がオスとメスを意味するのだとはまったく知らなかった。

日本国語大辞典』にも以下のようにある。

き【麒】
きりん。おすのきりん。

「りん」もちゃんと載っている。

りん【麟】
麒麟(きりん)。また、麒麟の牝(めす)をいう。想像上の動物。

とりあえず麒麟にも雄雌があることがわかったよ。「きききりん」という名前が「おかしい」のかどうかはよくわからないけれど。

麒麟といえば『十二国記』? もうすぐ完結という噂をどこかできいたけど、もう完結した?  ぼくが読んでいたのは2000年頃だったかな。

 ところで「麒麟」ならぬ「キリン」は、歩く時に右前足と右後ろ足を同時に出すみたいだ。

麒麟」も「キリン」も知らないことだらけだな。

追記:『十二国記』の中に「麒」と「麟」の違いは出てきたような気がしてきた。

Schleich シュライヒ ワイルドライフ キリン(メス) 14750

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小学新国語辞典 (光村の辞典)

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