「銀座でみかじめ料」なんてニュースが流れてた。「みかじめ料」って言葉、小説ではよくみたけれど、「みかじめ」ってなんだったっけな。
と、そんなときはもちろん国語辞典。
引いたのは「みかじめ」(「料」をとってみた)。
み‐かじめ 【見─】
取り締まること。指揮・監督をすること。また、その人。
なるほど。「みかじめ」単体で使うのをあまり見たことはないけれど、しかし「みかじめ」という言葉には悪い意味はないのだろうか? 「てぇへんだぁ、みかじめ。ちと相談にのって頂きたいんで」なんて使い方もするのかな。
『新明解』はこんな感じ。
みかじめ【見かじめ】
家業・事業などの後見(に名を借りた強要)。
「みかじめ」自体に悪い意味はないかもしれないが、その語が使われるときには、悪い意図を伴うということだろうか。
悪い意味だの意図だのはどうでも良いけれど、そもそも「監督」の意味でつかう「みかじめ」はどうやって生まれたのか。
ちょっとGoogleってみると「3日〆」で金を集めるからなんて説もある様子。ただ、「みかじめ」が「取り締まること」という意味なのであれば「3日〆」というのはおかしいんだと思う。
まあ「取り締まること」の意味での「みかじめ」がどのように生まれたかわからなければ何とも言えないんだけれど。
結論。ぼくの力ないし能力ではよくわからない言葉だった^^。
ちなみに『新和英大辞典』によれば、みかじめ料は「protection money」というのだそうだ。 たしかに『CAMBRIDGE英英辞典』などには立項されているみたいだ。