「アメフトじゃねえよ。アメフットだよ」と言われたこともあるように思うな。それはともかく。『広辞苑』がアメフトにやさしいって話。
どんな話かといえば、まあ時節柄(?)「タックル」だ。
正当な(?)「タックル」 ってのはどういうものかと国語辞典をひいてみる。たとえば『岩波国語辞典』をみてみよう。
アメフトへの言及はない。
『新明解』はどうか。
タックル
(1)(ラグビーで)ボールを持って走る敵に飛びついて倒したりすること。
(2)(サッカーで)相手の足もとに飛びこんでボールを奪うこと。
やはりアメフトへの言及はない。『三省堂国語辞典』でも、「ラグビーで」ないし「サッカーで」という記述はあるものの、アメフトは出てこない。『日本国語大辞典』でも、出てくるのはラグビーとレスリング。
辞書にも定義されないから、アメフトのタックルは難しいんだな、なんていう下品な洒落はおいといて。
「国語辞典にアメフトはないのかなあ」なんてことを思いながら『広辞苑』をみてみる。
タックル
(1)ラグビー・アメリカンフットボールで、ボールを持った相手の主として下半身に組みついて倒すこと。サッカーでは、足を使って相手からボールを奪うこと。
(2)レスリングで、体当たりで押し倒したり、相手の下半身に組みついて倒したりする技。
ようやくアメフトが出てきた。「ボールを持った相手」ってのは、広辞苑なりの「嫌味」というわけでなく、まあ単なる間違いだ(アメフトではボールキャリアでないプレイヤーへのタックルも許される)。
ともかく。わりと多くの国語辞典の「タックル」が、「アメフト」に言及していないのはちょっと意外な感じ。そこまでマイナーなスポーツではないように思うけれども…
ところで。アメフト映画では「ジョーイ」ってのが結構好きなんだけど、もう見ることはできないのだろうか。Amazonで探してもVHSしかないんだよな^^。兄がキレるシーンが好きだったんだけど…