気になる言葉 on 国語辞典

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ノートルダム

さすがにノートルダムはいろんな国語辞典に載っているね。

ナノブロック ノートルダム大聖堂 NBH_093

ナノブロック ノートルダム大聖堂 NBH_093

 

広辞苑』はこんな感じ。

ノートル・ダム【Notre-Dame】
(「我らの貴婦人」の意、聖母マリアを指す)12世紀に聖母マリア崇敬の機運が高まり、各地に建立されたカトリック聖堂。パリのシテ島にあるものが名高く、1163年起工、1245年頃完成。ゴシック建築の代表作。世界遺産

大辞泉』は次のような感じ。

ノートル‐ダム 【フランス Notre-Dame】
《われらの貴婦人の意》
聖母マリアのこと。
2 フランスをはじめフランス語圏で、聖母マリアにささげられた教会堂。12世紀頃から聖母崇拝の高まりとともに数多く献堂された。特にパリにあるノートルダム大聖堂が有名。

施設としての「ノートルダム」ではなく、個人を指すとしているのが、『広辞苑』とちょっと違うところ。

小型辞典いはあまり載っていないな(『新明解』、『三省堂国語辞典』、『岩波国語辞典』など)。

日本国語大辞典』にはもちろん載る。

ノートル‐ダム
({フランス}Notre Dame 「我らの貴婦人」の意)
〔一〕聖母マリア。また、マリアにささげた聖堂をいう。
〔二〕「ノートルダム‐ド‐パリ〔一〕」の略。

「あちこちにあるといっても、まあ普通はパリのもののことだよ」としているのが、他とは違うところ。

火災は、あまりに残念なことでした。


石造りのノートルダム大聖堂 なぜ燃えてしまった?(19/04/16)

ノートル=ダム・ド・パリ(上) (岩波文庫)

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