さすがにノートルダムはいろんな国語辞典に載っているね。
『広辞苑』はこんな感じ。
ノートル・ダム【Notre-Dame】
(「我らの貴婦人」の意、聖母マリアを指す)12世紀に聖母マリア崇敬の機運が高まり、各地に建立されたカトリック聖堂。パリのシテ島にあるものが名高く、1163年起工、1245年頃完成。ゴシック建築の代表作。世界遺産。
『大辞泉』は次のような感じ。
ノートル‐ダム 【フランス Notre-Dame】
《われらの貴婦人の意》
1 聖母マリアのこと。
2 フランスをはじめフランス語圏で、聖母マリアにささげられた教会堂。12世紀頃から聖母崇拝の高まりとともに数多く献堂された。特にパリにあるノートルダム大聖堂が有名。
施設としての「ノートルダム」ではなく、個人を指すとしているのが、『広辞苑』とちょっと違うところ。
小型辞典いはあまり載っていないな(『新明解』、『三省堂国語辞典』、『岩波国語辞典』など)。
『日本国語大辞典』にはもちろん載る。
ノートル‐ダム
({フランス}Notre Dame 「我らの貴婦人」の意)
〔一〕聖母マリア。また、マリアにささげた聖堂をいう。
〔二〕「ノートルダム‐ド‐パリ〔一〕」の略。
「あちこちにあるといっても、まあ普通はパリのもののことだよ」としているのが、他とは違うところ。
火災は、あまりに残念なことでした。
石造りのノートルダム大聖堂 なぜ燃えてしまった?(19/04/16)
ユゴー『ノートル?ダム・ド・パリ』 2018年2月 (100分 de 名著)
- 作者: 鹿島茂
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る