その他
話題になっているらしい、『地図帳の深読み』という本を読んでいる。のっけから(「のっけから」という言葉もあまり聞かなくなったな…)「知らねえよ、それ」な用語に出会った。 その語とは「等高段彩」だ。 学校で用いられる地図帳には、戦前から伝統的に等…
小学生用のとある問題集に「練成問題」というのがあった。それを解き進める小学生いわく「私、ねりせい問題嫌い!。難しいもん!」。 それを聞いて「ねりせい」とか読んでるようじゃあなあ、、、なんて思ったものだった。
今を生きている人には関係ない言葉なのかもしれないな。でも53歳のぼくの青春時代、「テクノ」は「黒船」なみの衝撃をもってやってきた。 辞書にあっても不思議ではないな、と探してみた。 TECHNOPOLIS アーティスト: YELLOW MAGIC ORCHESTRA 出版社/メーカ…
「シャム猫」は「Siamese cat」で「シャム双生児」は「Siamese twins」。どっちも同じ言葉なんだな。なぜだ? というか、今は「シャム双生児」という言葉も昔ほどメジャーじゃないかな?
時代に乗り遅れまくっているけどね。突然「ハルカス」という言葉が存在するのかどうか気になった。 もちろん「あべのハルカス」を思い出してのことだ。
「みなしご」って言葉、よく使った(テレビやおはなしに出てきた)。でもところで「みなしご」ってなんで「みなしご」って言うんだっけ?
「性交」は、まあ口にするのが恥ずかしい単語ではある。ただ、「性行」を「性交」と間違えて照れたりする方がもっと恥ずかしいだろうなあ。 でも、ちょっと間違えそうではあるよ。 宮本百合子の作品には「結婚相手の性行を知る最善の方法」なんてものまであ…
「頭角をあらわす」って言葉がある。馬鹿なぼくは「頭角って何度くらい?」と考えてしまった。「頭角」を「頭の角度」と思ってしまったわけだ。 考えてもわからないぼくは、とうぜん国語辞典を引いた。まずみてみたのは『三省堂国語辞典』だ。 とうかく【頭…
BookLiveの「クーポン」が大好きだった。 20%だったか25%オフが頻出し、ときに50%オフクーポンなんかも出てきた。50%クーポンがあたると、「合本」を検索して、複数巻をまとめた書籍を購入したものだった。過去形なのは、最近25%とか50%がほとんど出ないから…
タイトルにしといて申し訳ないけど、「とんがる」は「とがる」の変化形だね。『日本国語大辞典』にそう書いてある。 とんが・る 【尖】「とがる(尖)」の変化した語。 ふむ。それでは「とがる」ってのは、なんで「とがる」って言うんだっけ?
ごくごく一般的な言葉である「昼休み」。こんな言葉でも、辞書を引くと諸説あって面白い。最初に「あははっ!」と思ったのは『新明解』だった。 ひるやすみ【昼休み】昼食後の休憩(時間)。 辞書上では1行。とてもシンプルな定義だ。
Echoを買ってから、以前より頻繁に音楽を流すようになった。で、「プレーリスト」(プレイリスト)という語を頻繁に見ることとなった。 ところでぼくの手持ちの国語辞典で、「プレーリスト」を載せるのは『大辞泉』だけかな。 手持ちの国語辞典で「プレーリ…
古語辞典を見ていると「十筋右衛門」という言葉に出会った。これはぜったい国語辞典にもあるなと思ったらやっぱりあったよ。 『広辞苑』を見てみる。 とすじえもん【十筋右衛門】頭髪のごく少ない人をひやかしていう語。
「ゾンビ」は、国語辞典にないものだと思っていた。よしんば載っていても『三省堂国語辞典』的な定義だと思っていた。 『三省堂国語辞典』はこんな感じ。 ゾンビ【zombie】〔ホラー映画などに登場する〕超自然的な力で生き返った死体。 この程度なんだと思っ…
中学2年生と「手紙」の話をしていた。それで、ぜったい知らないだろうと思いつつ、「デンポウって何か知ってる?」と問うてみた。 ひとりの子の答えが秀逸だったなあ。 デンポウって、鳩のやつですか? この子は、デンポウってのは、伝書鳩を使ったメッセー…
今日、はじめて知ったんだけど「光頭」という言葉があるね。読み方は「こうとう」。 『三省堂国語辞典』を引く。 こうとう【光頭】はげてひかるあたま。 こりゃまた、ずいぶん直接的な言葉だなあ。
ぼくが気づいたのは20年ほど前かなあ。「私服」という語を「スーツ」の対義語(?)として使う人がいる。対義語というか、まあ「普段着」というような意味か。 「私服」にそんな意味はないと思うんだよな… し‐ふく 【私服】 1 制服に対して、個人の服。⇔官…
国語辞典の「手」は長い。 国語辞典の「手」は長いね。写真は『新明解』。 pic.twitter.com/Wd28DBE9BO— maeda hiroaki (@torisan3500) July 1, 2019 『日本国語大辞典』も(もちろん)とても長いよ。今日は何も言わず延々と。実際にはこれに出典付きの用例…
辞書をめくっていると、「国賊」なんて言葉が目についた。たいていの辞書が同じような語釈をしている。 『三省堂国語辞典』から引いておこう。 国賊【国賊】国家に害をおよぼす者。 これがまあ、一番ニュートラルな表現なのかな。
いろんな思い込みで、吉田拓郎は聞かず、関連の情報も入れないように気をつけていた。でも昨日、初めて吉田拓郎を集中してきいてみた。 天才じゃん^^。 フォークに興味を持ち始めた頃に吉田拓郎を知ってしまっていたら、気持ち悪いかぶれかたをしたかもし…
『チャレンジ小学国語辞典』の「ふりかざす」をみてちょっと驚いた。 ふりかざす【振りかざす】(1)頭の上にふり上げる。(2)自分の意見や考えのもとになっているものなどを、相手にはっきりと示す。(例)規則を振りかざして相手を非難する。 (1)の意味はいい…
中学のときに国語の文法で習った「サ変」とか「カ変」。「変」が「変格活用」のことなのは最初から知ってる。でもそういえば「変格活用」の意味を調べてみたことはなかったな。 『日本国語大辞典』をみてみた。 へんかく‐かつよう[‥クヮツヨウ] 【変格活用…
いつか聞いたような気もするけど、忘れているな。「グレー・カラー」という語を国語辞典で見つけて驚いた。 見つけたのは『明鏡』だ。 グレー・カラー【gray-collar】オートメーション機器の保守・整備など、技術系の仕事に従事する労働者。ホワイトカラーと…
裁判官による「説諭」ってのがすごく気持ち悪い。 刑事裁判で被告は「責を負うもの」ではあるが、裁判官によって「全人格を否定」されたり、「生き方」を「諭される」立場ではないはずだ。しかし「責を負う」立場として、裁判官の「説諭」を鼻で笑うわけにも…
多くの国語辞典が「てにてに」を立項している。これはなんか擬態語なんだろうか? たとえば「もふもふ」みたいな? 「てにてに」する動物はなんだろうなあ、とつい考えたくなるけれど、残念ながら「てにてに」は「もふもふ」の仲間じゃなかった。 てにてに【…
国語辞典(新明解)で「捏造」をみた。すると「でつぞう」の変化した形であると書いてある! ねつぞう【捏造】〔「でつぞう」の変化〕本当は無い事を、事実であるかのように作り上げること。でっちあげ。 げ。ほんとかよ。それこそ「捏造」じゃねえの?
「心字池」という言葉を知ったのは小学6年生の頃だ。ぼくはてっきり固有名詞なのだと思っていたけど、これは一般名詞みたいだね。あちこちに「心字池」が存在する。日比谷公園にもあるね。 そして一般名詞であるので国語辞典にも載っている。『広辞苑』あた…
ほんとうは引いてないけどね。国語辞典で「年月日」を引こうと思うひとなんていないんじゃないのか? しかし「年月日」は、多くの国語辞典に立項されているようだ。『三省堂国語辞典』をみてみる。 ねんがっぴ【年月日】〔あることについての〕としとつきと…
「プラスα(プラスアルファ)が欲しいね」なんて言い回しで、「プラスα」はよく耳にした言葉だったな。 ちなみにこの言葉、「間違いからうまれたんだ」と多くの辞書が記しているね。たとえば『新明解』をみる。 プラスアルファ〔+x(プラスエックス)の誤…
英和辞典をみていると、「selvage」という語に出会った。不勉強ながら、この語を使ったことはない。 これ「織物の耳」という意味なんだそうだ。