中高と大阪にいた。その際によく耳にした言葉が「ババ」。「糞」と書いて「ババ」と読むようだ。
尾籠な話で恐縮だが「ウンコしたい」を「ババしたい」と言ったりもする(大人は言わない)。
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関東ではあまり耳にしないようにも思うんだけど、但し「ネコババ」に「ババ」が現れる。この「ババ」はやはり「糞」の様子。
例えば『大辞泉』第二版を見てみる。
《猫が、糞(ふん)をしたあとを、砂をかけて隠すところから》悪いことを隠して素知らぬ顔をすること。また、拾得物などをこっそり自分のものとすること。
「ネコババ」は「猫糞」。すなわち「糞」を「ババ」と言うのは全国区だということになる(なると思うけど、ならないかな^^?)
但し。『日本国語大辞典』によれば、「ネコババ」の語源については他の説もある。
徳川中期、本所に住んでいた猫好きの老婆が欲張りであったところから
いかにも怪しい感じがするけれどどんなもんか。
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ところで。たまには英語も見てみる。『プログレッシブ和英中辞典』第三版を見てみた。「金を拾ってねこばばをきめこんだ」の訳文が掲載されている。
He pocketed the money he had found.
和英辞典はどうも信用ならないと思う人もいるだろう。『OALD』第八版を見てみる。
to take or keep sth, especially an amount of money, that does not belong to you
ふむ。確かに間違いなさそうだ。何の味わいもないストレートさだけど、まあシンプルな分、使いやすい表現かな。
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