まずWikipediaを見てみる。
現在生きているほとんどの"魚"が我々ヒトと同じ顎口類に属すのに対し、ヤツメウナギはこれとは別の系統である円口類に属している。円口類の中で現在も生存しているのはヤツメウナギ類とヌタウナギ類のみである。
詳しくわからないけれど、なんだかすごそうだ。
ヤツメウナギが「スゴイ」ことについては『大辞泉』第二版も賛同してくれている。
口は吸盤状で、大形の魚に吸着し、肉を溶かして血とともに吸う。
これは相当にすごい。溶かして食うならまだしも、溶かして「血とともに吸う」。怖さ格別。
あまりの怖さに自主規制が働いたか、『広辞苑』第六版では、表現がソフトになっている。
他魚に吸着して害を与える。
ただ、直接的な表記でない分、むしろ何かを隠しているような感じもして、やはり怖い。
「何かを隠すよう」な表現は他にもある。たとえばこんな感じだ。
体形はウナギに似るが、目の後方にえら穴が七つあり、目が八つあるように見える。
上は『大辞泉』第二版による「ヤツメウナギ」の一部。「似るが」と逆説のように見せかけているが、何が逆説なのかまったくわからない。
『明鏡』もちょっと似ている。
外形はウナギに似るが、目の後方に七つのえら穴が続き、すべてが目のように見える。
どうやら「辞書界」には、あまり「ヤツメウナギ」に関係してはならないというタブーがあるのではないかと思われる。
『世界大百科事典』も突き放した表記だ。
ウナギの名がつくが関係はない。
ウナギと関係がないんだから、ヤツメウナギについていろいろ調べるのはよせと、そいうアドバイスしてくれているのかもしれない。
- 出版社/メーカー: タリサイ
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
なんかが「強力」なのだ。おまけに「生にんにく」だ。
- 出版社/メーカー: Kライズ
- 発売日: 2007/08/20
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
触れずにすむのなら、あまり触れずにいることが幸せのコツなのかもしれない。