今年はなぜかうちの近くは「タチアオイ」と「アガパンサス」だらけ。去年まではそんな印象もなかったんだけど、大掛かりに植えたりしたのかな。
下の写真は、しばらく前にうちの前の通りを撮った様子。このときはずっとタチアオイだ(その後、アガパンサスがのしてきた)。
ところで「タチアオイ」。『大辞泉』第二版では次のようになっている。
アオイ科の越年草。高さ約2メートル。葉は心臓形で浅い切れ込みがある。花茎は長く、梅雨のころに、紅・白・紫色などの大きな花を下から上へ順に開く。
「葉が心臓形」ってのがよくわからないな。しかし『広辞苑』第六版でもやはり「心臓形」と記され、『日本国語大辞典』にも「葉は長柄をもち心臓状円形で浅く五~七裂し」という記述がある。
タチアオイを薬用にしたとかそういう経緯があるのかなと考えた。実はそうじゃないみたい。「心臓形」という表現をよく用いるのだそうだ。
やはり『大辞泉』第二版から。
先がとがり、基部が内側にへこんだ、心臓のような形。ハート形。葉の形にいう。
一般的な形容であるらしい。なるほど、「ハート形」と言われるとちょっとかわいいか。
『日本国語大辞典』は怖い。
基部の中央部が凹入した心臓の縦断面のようなかたちをいう。植物学上の用語として花弁や葉などの形をあらわすのに用いる。
「心臓の縦断面」って普通にイメージできるんだろうか。心臓の病気で入院して、ちょっと心臓には自信があるぼくだけど、イメージできない。
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ところで、Wikipediaの記事によれば、北海道ではタチアオイを使って遊ぶのが一般的なんだとか。ホントかよ(笑)。
タチアオイ > “花弁の根元が粘着質であり、引き抜いた花弁を顔などに付けてニワトリを真似て遊ぶことができるため、北海道の一部ではコケコッコ花、コケコッコー花などと呼ばれる。” http://t.co/0bJ6hIJ8LS
— maeda hiroaki (@torisan3500) July 13, 2013
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