本当は「合同ピクニック」というのはなかったね、という話にしたかった。でもGoogleってみると、「合同ピクニック」で多くのページがヒットするのだった。
「合同ハイキング」というものはあったが「合同ピクニック」というものはなかった。と、いうブログ記事を書こうと思ってGoogleったら「合同ピクニック」でも大量にヒットした。困った。
— maeda hiroaki (@torisan3500) July 13, 2013
しかたがないので、考えた流れだけ記録しておいて、ないと思ったものがあっさりあったことについては敗北宣言しておこう。
まず「ハイキング」を『日本国語大辞典』で見てみる。
自然を楽しみながら野山を歩くこと。ハイク。
「ピクニック」を同じく『日本国語大辞典』で見る。
郊外や野原にでかけて野外で食事をしたり遊んだりすること。野遊び。遠足。《季・春》
春の季語だと言われるが、手元の『日本歳時記』では「野遊(のあそび)」(晩春)の説明として「ピクニック」とあるだけだな。
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そういえば『の・ようなもの』に、ピクニック好きの奥さんが出てきたっけ。
閑話休題。
2つの語の語釈をみたとき「なるほど、それで『合同ピクニック』ではなく『合同ハイキング』だったのだ」と納得した。
なぜか。なぜなら「ピクニック」は「最初からルンルンしている」からだ。ピクニックの主目的は「食事をしたり遊んだりすること」。恋愛対象や家族の存在が前提されている。
一方の「ハイキング」について、目的は「自然を楽しむ」ことだ。これはひとりでいい。「ワクワク」はあるが「ルンルン」はない。
この「ルンルン」なき「ハイキング」に、強引に「ルンルン」を持ち込むことで「合同ハイキング」という言葉は光り輝くことになった。
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「なるほどね!」と、とても嬉しくなった。この思考の流れに完全に納得したからだ。
そして、その満足感をさらに高めようと、Googleで検索してみた。検索ワードは「合同ピクニック」。 ところがこの「合同ピクニック」で数多くのページがヒットしてしまった。上の思考作業はすべてひとりよがりな無駄な作業であったということ。
いるよね~、そういう無駄なことを「間違ってるのに」主張するやつ。いるいるっ! おめーのことだけどな。
そんな風に自分に突っ込みつつ、更ける(仕事をしてきた)土曜日の夜なのだった。
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