最近の電話のことを「スマートホン」と呼び(それにしても「ホン」という言い方は気持ち悪い)、ちょっと前の電話のことは「フィーチャーホン」という。
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- 出版社/メーカー: cheero mart
- メディア: エレクトロニクス
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両者にどんな「ホン」の違いがあるのか、『大辞泉』第二版に尋ねてみた。
音声通話以外に、インターネット接続、スケジュール管理、メモ機能など、PDAと同等の機能をもつ多機能型携帯電話。スマホ。
なるほど。じゃあ「フィーチャーホン」はどうだ?
通話機能を中心に、インターネット接続、音楽再生、動画再生、GPS、デジタルカメラによる静止画・動画撮影、電子マネーなど、さまざまな機能を搭載する携帯電話の総称。一般に、PDAと同等の機能をもつスマートホンとは区別される。
やはりキーワードは「PDA」だ。「PDA」なんて言葉を聞くのは何年ぶりだろうかなあ。ぼくはPalmやZaurusを何台か乗り換えて使っていた。
- 出版社/メーカー: シャープ
- 発売日: 2003/12/24
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「ベーシックホン」時代には、確かに「PDAブーム」があった。しかし「フィーチャーホン」が登場することで、「PDA」は駆逐されることとなってしまった。
すると。「PDAと同等」の機能を持つスマートホンも、まだまだ「フィーチャーホン」に逆襲の余地を残しているんだろうか。
- 作者: 電通総研,メディア開発綜研
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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ところで『新明解』第七版には「スマート」のサブ項目で「スマートフォン」が立項されている。
パソコンに準ずる機能を持った携帯電話。(以下略)
確かに「PDA」を出すより「パソコン」と比較する方がわかりやすいだろうな。『岩波国語辞典』第七版・新版には「スマートフォン」や「スマートホン」の立項がないが、「携帯電話」がなかなか面白い。
無線を用いた、持ち運びに便利な、ごく小さく軽い電話機。▷多く「ケータイ」「ケイタイ」と略記。次第に多機能になっている。
何かと比較するのではなく、「次第に多機能」とするやり方がうまい。『明鏡』もまた、『岩波国語辞典』風のやり方で現状を突き抜けようとする。
小型で持ち運びができる無線電話。携帯。 ▷インターネットに接続し電子メールを送受信するなど、さまざまな機能を備える。
この両者のように、「携帯電話」にまとめ、「スマホ」と「ガラケー」の分類も、ある種「なかったこと」にしてしまうやり方はアリかもしれない。
- 作者: 総務省
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2012/07/17
- メディア: 大型本
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