気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

日本国語大辞典で「二年草」を調べてみる(さっぱりわからない)

ニンジンってのは、形が朝鮮人参に似ているから名づけられたんだそうだよ。

引用元はこの本。かなり面白い。

物語 食の文化 - 美味い話、味な知識 (中公新書)

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「なるほどねえ」と思って、「人参」を辞書で見てみた。確かに、上にあげた本に書いてある通りの様子。

語釈の中に「セリ科の二年草」という記述があった。『日本国語大辞典』の話だ。一応、「二年草」は知っているが(いや、ほんとに)、辞書で確認してみようと思った。

辞書はそのまま『日本国語大辞典』。「二年草」で見てみる。 全文を掲載しよう。

「えつねんせいそうほん(越年生草本)」に同じ。

ああ、なるほど。「草本」ってのは本格的な言い方だな。『日本国語大辞典』ともなれば、やはり「本格派」を目指すわけか。「越年生草本」も全文を掲載する。

越年生の生活環を持つ草。越年生植物。

が~ん。わかんねえよこれ。 「本格的だな」と感心した「草本」は「植物」に戻ってるし。

実は、ここで「越年生」という言葉をさらに引く根性を持っていれば「二年草」の意味はわかる。でも「二年」で始めたたびはなんとなく「越年」を巡る無限ループにはまり込んでしまった気がして、ここで気力を失いそうだ。

もっと簡単な説明があるはずだな。『広辞苑』第六版で「二年生植物」を見る。

発芽後、開花・結実するまでが2年にわたる草本。マツヨイグサなど。翌春に開花・結実。二年草。

ね。これならあっちこっち探し回らないでいい。理科的にはまたいろいろと説明がいるみたいではあるけどね。

Z会中学受験シリーズ 暗記はこれだけ!  入試に出る 植物図鑑

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上の本、持ってる。同じシリーズで動物編もある。「お勉強」をしてきた中で、名前だけ知ってる動植物なんかがどんなもんだかわかって便利だ。

入試に出る動物図鑑―暗記はこれだけ! (Z会中学受験シリーズ)

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