ニンジンってのは、形が朝鮮人参に似ているから名づけられたんだそうだよ。
朝鮮人参はウコギ科、ニンジンはセリ科で全く別の植物であるが、十七世紀に後来の野菜は形と色が朝鮮人参に似ていたので人参と名付けられた via 『物語 食の文化』
— maeda hiroaki (@torisan3500) August 3, 2013
引用元はこの本。かなり面白い。
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「なるほどねえ」と思って、「人参」を辞書で見てみた。確かに、上にあげた本に書いてある通りの様子。
語釈の中に「セリ科の二年草」という記述があった。『日本国語大辞典』の話だ。一応、「二年草」は知っているが(いや、ほんとに)、辞書で確認してみようと思った。
辞書はそのまま『日本国語大辞典』。「二年草」で見てみる。 全文を掲載しよう。
「えつねんせいそうほん(越年生草本)」に同じ。
ああ、なるほど。「草本」ってのは本格的な言い方だな。『日本国語大辞典』ともなれば、やはり「本格派」を目指すわけか。「越年生草本」も全文を掲載する。
越年生の生活環を持つ草。越年生植物。
が~ん。わかんねえよこれ。 「本格的だな」と感心した「草本」は「植物」に戻ってるし。
実は、ここで「越年生」という言葉をさらに引く根性を持っていれば「二年草」の意味はわかる。でも「二年」で始めたたびはなんとなく「越年」を巡る無限ループにはまり込んでしまった気がして、ここで気力を失いそうだ。
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もっと簡単な説明があるはずだな。『広辞苑』第六版で「二年生植物」を見る。
発芽後、開花・結実するまでが2年にわたる草本。マツヨイグサなど。翌春に開花・結実。二年草。
ね。これならあっちこっち探し回らないでいい。理科的にはまたいろいろと説明がいるみたいではあるけどね。
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上の本、持ってる。同じシリーズで動物編もある。「お勉強」をしてきた中で、名前だけ知ってる動植物なんかがどんなもんだかわかって便利だ。
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