何十年も言葉には親しんできたのに、その実態を知らなかった。「リトマス」ってのは「コケ」の名前なんだそうだ。
『広辞苑』第六版から「リトマス」を引く。
〔化〕リトマスゴケその他の地衣類より採取する紫色色素。主成分はアゾリトミンという弱酸性の黒褐色粉末。塩基を加えれば青色となり、酸を加えれば赤色となる。塩基性か酸性かの判定に用いる。
てっきり人の名前だと思っていたよなあ。「リトマス苔」の語釈も載せておこう。
地衣類の一つ。体は樹枝状、帯黄灰緑色。地中海気候の地域に分布する。含有成分からリトマス液を作る。
日本には生えてないんだろうか。そう思っていろいろさぐると『日本大百科全書』に回答があった。「リトマスゴケ科の地衣類は、日本では生育していない」のだそうだ。
わりとマイナーな(まあ、名前はすごくメジャーだ)存在だと思うんだけど、『広辞苑』にはちゃんと図も載っている。
リトマス苔 via 『広辞苑』 pic.twitter.com/KE7EvlpDjm
— maeda hiroaki (@torisan3500) August 31, 2013
いやあ、知らなかったな。
- 出版社/メーカー: エコール教材
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: アーテック
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る