妙齢という言葉を辞書で見る。普通の言葉で、『広辞苑』第六版などは「女性のうら若い年頃」とあっさり済ませる。
しかし『新明解』第七版がよくわからないのだ。
みょうれい【妙齢】
〔壮年以上の人や男性から見た〕女性の結婚適齢期の称。
こんな難しいことを言っているのは『新明解』だけだ。「壮年以上」から見てのことだから、「いくつになっても妙齢ですよ」という意味を持たせ、社会的摩擦に対処しようとしているのだろうか?
この『新明解』の配慮(?)の真裏を行くのが『三省堂国語辞典』だ。さすがに「結局はこういうこと」をわかりやすく記述しようとする辞書だ。
みょうれい【妙齢】
(名)
若くて美しい年ごろ。としごろ。
第四版もこの語釈だが、果て、「赤玉パンチ」の時代にもこんな感じだったんだろうか。あれは70年代のことだったかな…
70年代国産車のすべて―懐かしい日本の名車を網羅保存版記録集 (モーターファン別冊)
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2012/07/03
- メディア: ムック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る