「花も実もある」という表現を誤解していた。
そうか、兼ね備えていることを言うのか。ぼくは例示であり、花咲くこともあれば実がみのることもあるじゃないかという意味だと思っていた > 「花も実も有る」 ― 外観も美しく、内容も充実していること。名実兼備するさま。 #国語辞典 #辞書
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 4月 1
外見も優れていて、内容も素晴らしい様を言うのだ。
ちなみに「人生」など、直接・関節に人物を評価する際に使うのかと思っていたが、そこに限定されはしないらしい。明鏡には「花も実もあるお裁き」という例文が載っている。
それはともかく。
「花も実もある」が「例示」でなく「兼備」を意味するのであれば、ちょっと気になることがある。それは「花のある」ないし「花がある」という表現だ。
花と実を兼備することが理想なのであれば、「花がある」はもしかすると「実はない」というネガティブ表現なのではないか。
「君の碁には花がある(でも弱い)」。
「彼女には花がある(でも馬鹿だ)」。
「一般的にそんな意味じゃないよ」と言っても、そういう意味で使う人もいるのかもしれない。恐ろしい話だ。
そういえば「才色兼備」。たとえば「才」をとれば「色気違い」だし、「色」を取れば「お局」の意味になるのか。いや、まあならないだろうけれど。