『三省堂国語辞典』の第四版、第六版、第七版で「オフコン」を見比べてみた。平成の初期くらいに流行した言葉だ。
「オフコン」 via 三省堂国語辞典 第四版 #辞書 #国語辞典 pic.twitter.com/mHDIBRpcNa
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 8月 28
「事務室に」という言葉がわかりにくいかもしれないが、「コンピュータールームではない」ということを表現している。と、いうかそもそも、オフコン時代の前まで、普通は自社内にコンピューターなど置かないものだった。
「ごく小型の」がまた面白い。「ごく」がなければ、一応現在でも通用するのかなあと思いつつ、第六版をみてみた。
オフコン
(名)
事務所利用のコンピューター。
なるほど。時代がかわり、コンピューターを自社で運用するところが増えてきた。そして「パソコン」の普及により「ごく小型」という言い方がおかしくなってきたわけだ。
そして第七版を見る。
…。
なんと第七版からは「オフコン」という言葉が消えてしまっている。なるほど、確かにそういう時代の流れか。
さすが「時代変化に敏感」な『三省堂国語辞典』だな。
- 作者: Donald G. Zeilenga,Donna M. Lenczycki
- 出版社/メーカー: QED Technical Publishing Group,U.S.
- 発売日: 1992/12/09
- メディア: ペーパーバック
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