「空目」が国語辞典に載っているのに驚いたのが昨日の段階。
「空目」って、「空耳」からつくったつい最近の言葉なのかと思ってたよ。由緒正しい言葉だったんだな。
— maeda hiroaki (@torisan3500) September 11, 2016
写真は広辞苑第三版。 pic.twitter.com/BZbzoghvIZ
そして用例をみると古そうなので、今日は古語辞典をみた。そしたらみごと載っていたよ。
出典が「夕顔」ってことは目にしたことがあるはずなんだがな。きっと当時は現代語としての「空目」を目にしたことがなく、とくに記憶に残らなかったんだろうな。
上の写真(『三省堂全訳読解古語辞典』)より、「そらめ」と(ついでに)「そらみみ」の語釈を抜き出しておこう。
そらめ【空目】
[名]見まちがい。見そこない
順番が逆になるけれど「そらみみ」はこんな感じ。
そらみみ【空耳】
[名]本当は音がしていないのに聞いたと錯覚すること。聞き違い。
この辞書で見る限りは、両方共に現代語の意味と違いはなさそうに見える。
現代の造語だと思ってオフィシャルな場では使わないようにしていたけれど、「空目」はもっと積極的に使って良いのかもしれない(^^)。