「力行」と書いてあれば、まあ普通に「カギョウ」と読む。しかし「力行」は「カ行」ではないのだ。
そう。種を明かせば「カ」じゃなくて「力」ってこと(笑)。丁寧にいえば「か行」と読まない「力行」は「ちから+行」と書いてある。
写真は昨日の投稿に使ったものと同じで、つまり昨日の投稿を見直しているうちに気付いたって話だ。
力行
誘惑などに負けないで、初志を貫徹すること。
それにしても「力行」なんて言葉、知らなかったよなあ。この言葉、『三省堂国語辞典』、『明鏡』、『新明解』、『大辞泉』、『広辞苑』などなど、多くの辞書に載っている(『岩波国語辞典』にはなかった)。
上の引用は『新明解』より。「誘惑に負けない」というのが、『新明解』テイストである様子。
ちなみに『大辞泉』によれば「苦学力行する」とか使うらしい。文章中で使ったら絶対に「苦学かぎょうってなんだよ」とか思われそうだな。
読み方は「りょっこう」と「りっこう」の両方あるらしい。片方しかあげていない辞書もあるみたい。
Googleってみたら「りっこう幼稚園」とかを運営する「学校法人日本力行会」なんてのもあった。またWikipediaには鉄道用語としてのエントリーがあった。