日経新聞に「おいしい」はもともと「いしい」であるとする文があった。
漢字で書くと「美しい」みたいだ。
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2018年1月11日
> 「おいしい」はもともと「いしい」 https://t.co/28QUjgzEkF
そうなんだ! と思ったけれど、辞書にもふつうにそう書いてある。
『広辞苑』(そういえばそろそろ新版が出る!)で「おいしい」を引く。
おいしい
(「いしい」に接頭語「お」が付いてできた語)
(1)美味である。
(2)好ましい。もうけになる。都合がよい。
『明鏡』にも、もとは「いし」という言葉である旨が記されている。
すなわち。
「おいしい」はもともと「いし」(美し)だったんだよというのは、「驚くべき」話ではなく、「常識」なんだろう。知らなかったぼくの不勉強。
恥ずかしいけれど、まあこれまで「おいしい」が分解可能であるなどと考えたこともなかったな。
ところで「おいしい」が「いしい」なら、「まずい」はなんなんだろう? 「マジでズイ」とかそんな話?
そんなあほなことを思いながら『日本国語大辞典』をみると「語源説」があった。曰く「マヅシ(貧)と通ずるか〔大言海〕」。
残念ながらよくわかんないらしい。何かの辞書にはあるかもしれない。
ところで。『広辞苑』七版は予約済みで届くのを待つばかり。80%挫折するから公にしないほうがよいんだろうけれど、「通読してみたいな」なんて思っているところ^^。
これまで辞書の通読成功は2冊(国語辞典と英英辞典)。3冊目になるかどうか。たぶん無理かなと思ってるんだけど、まあ「どうだろう、読めるかな」なんて考えるだけで幸せになっている今日この頃ではある。
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