気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

広辞苑第七版で「パンダ」を見る(updated)

新しい『広辞苑』が届いた。予約特典の『広辞苑をつくるひと』が思った以上に面白い

それはともかく、せっかく新しい『広辞苑』がきたのでいくつか言葉をひいてみた。たとえば話題の香港パンダなど。

パンダ【panda】
ネパール語で「竹を食うもの」の意)かつて近縁と考えられたジャイアント・パンダとレッサー・パンダの総称。普通、ジャイアント・パンダを指す。

ちなみに第六版には「ネパール語」云々の部分はない。これを記述している辞書は少ないかな。ちょっと見てみたところでは『大辞泉』くらい?

以後、元記事に誤りがありましたので書き直しています)。

さらに、『大辞泉』の語釈によると、ジャイアント・パンダ発見までは、パンダといえばレッサー・パンダのことだったとある。「レッサー・パンダは竹を食わないんじゃないか」と思ったんだけど、実はレッサーパンダも竹が大好きなんだそうだ。

パンダとレッサーパンダは目の周りの毛の生え方だけで仲間扱いなのかと思っていたんだけど、実はさにあらず。双方ともに「竹を食う」生き物だったのだなあ。

参考までに『大辞泉』の冒頭部分も引いておく。

パンダ【panda】
ネパール語で、竹を食べる者の意》食肉目の哺乳類。ふつうジャイアントパンダをさすが、その発見まではレッサーパンダをさした。

 

広辞苑 第七版(普通版)

広辞苑 第七版(普通版)