新しい『広辞苑』が届いた。予約特典の『広辞苑をつくるひと』が思った以上に面白い。
それはともかく、せっかく新しい『広辞苑』がきたのでいくつか言葉をひいてみた。たとえば話題の香港パンダなど。
広辞苑の「パンダ」は挿絵なし。第六版から、語釈はちょっと変わっている。 #広辞苑 #辞書 #国語辞典 #パンダ pic.twitter.com/PaackZzQdQ
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2018年1月12日
パンダ【panda】
(ネパール語で「竹を食うもの」の意)かつて近縁と考えられたジャイアント・パンダとレッサー・パンダの総称。普通、ジャイアント・パンダを指す。
ちなみに第六版には「ネパール語」云々の部分はない。これを記述している辞書は少ないかな。ちょっと見てみたところでは『大辞泉』くらい?
(以後、元記事に誤りがありましたので書き直しています)。
さらに、『大辞泉』の語釈によると、ジャイアント・パンダ発見までは、パンダといえばレッサー・パンダのことだったとある。「レッサー・パンダは竹を食わないんじゃないか」と思ったんだけど、実はレッサーパンダも竹が大好きなんだそうだ。
パンダとレッサーパンダは目の周りの毛の生え方だけで仲間扱いなのかと思っていたんだけど、実はさにあらず。双方ともに「竹を食う」生き物だったのだなあ。
参考までに『大辞泉』の冒頭部分も引いておく。
パンダ【panda】
《ネパール語で、竹を食べる者の意》食肉目の哺乳類。ふつうジャイアントパンダをさすが、その発見まではレッサーパンダをさした。