気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「深謀遠慮」と「遠謀深慮」

三省堂の『新しい国語表記ハンドブック』を眺めていた。 

新しい国語表記ハンドブック 第八版

新しい国語表記ハンドブック 第八版

 

 そこで発見したのは「遠謀深慮」という言葉。ぼくは「深謀遠慮」なのだと思っていたので驚いてしまった。

 

もちろん辞書をみる。『日本国語大辞典』ではこんな感じ。

しんぼう‐えんりょ 【深謀遠慮】
深いはかりごと。はるか先のことまで深く考えて計画を立てること。

ただし、「やはり深謀遠慮が正しいのだ!」ということではなく、「遠謀深慮」もある。

えんぼう‐しんりょ[ヱンボウ‥] 【遠謀深慮】
遠い先のことまで深く考えること。深慮遠謀。

どうやらどちらもふつうに使うのかな。片方の言い方しか知らなかったぼくが不勉強だったのだろう。

「深謀遠慮」と「遠謀深慮」。このどちらも普通の言い方だ。つまり「深謀」という言葉と「遠謀」という言葉があり、また「遠慮」という言葉と「深慮」という言葉があるわけだ。ひとつぶで二度おいしい。ちょっと得した気分ではある。

ところで。

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