岩波文庫の『日本児童文学名作集』を読んでいる。その中に「こがね丸」という話がある。その話に「くらげの骨」という表現が出てくる。
海月(くらげ)の骨を得し心地して、その翌日(あけのひ)朝未明(あさまだき)より立ち出で、教へられし路を辿(たど)りて、木賊(とくさ)が原に来て見るに。
「くらげの骨を得し心地」。なんとなく意味はわかる気がするけれど、これまでに見たことも聞いたこともない表現だ。おそらくは辞書にもあるまいと思いつつ、辞書を見た。
ところがなんと国語辞典に載っていた。しかも「国民的辞書」の『広辞苑』だ。
くらげのほね【水母の骨】
あるはずのない物、またはきわめて珍しい物のたとえ。
意味はまあ、想定の範囲内だ。しかしこんな一般的な意味をもつ、かつ『広辞苑』などに載る表現を知らずにいたのはショック。
いつかきっと使ってみよう(笑)。しかし現代的状況で、適切な使用例にはどんなものがあるかな。
「ロン! 九蓮宝燈! まいったね、こりゃ。水母の骨じゃねえんだから!」みたいな感じ? ちなみにぼくは、5万と9万のしゃぼで9万を自摸って九蓮宝燈を上がったことがある。5万を切って13面待ちにするような勇気はなかった^^。
# 尚、「こがね丸」は青空文庫にも収録されている。
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