気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「変格活用」を辞書で引いてみた。

中学のときに国語の文法で習った「サ変」とか「カ変」。「変」が「変格活用」のことなのは最初から知ってる。でもそういえば「変格活用」の意味を調べてみたことはなかったな。

日本国語大辞典』をみてみた。

へんかく‐かつよう[‥クヮツヨウ] 【変格活用】
日本語の動詞活用の中で、その語尾変化が四段活用、二段活用、一段活用の格に合わないもの。文語では、「来(く)」(カ行)、「為(す)」(サ行)、「死ぬ・去ぬ」(ナ行)、「有り・居り・侍り・在(いますが)り」(ラ行)、口語では「来る」(カ行)、「為る」(サ行)の活用をいう。なお、「来」「為」の活用については三段活用とよぶ学説もある。

ぼーっと読んでいると「死ぬ」が「変格活用なの?」と驚いてしまいそうだ。「死ぬ」ってのは、たしか唯一の(?)な行五段活用の言葉じゃなかったっけ?

もちろんそんな疑問を持つのは、文章をちゃんと読んでいないからだ。文語の「死ぬ」が変格活用だと言っているのであって、現代語の「死ぬ」は間違いなくな行五段活用だ。

ただ「する」を「為る」と書いてあったり、書き方もちょっと難しいよね。

何冊かみてみたところでは『広辞苑』がわかりやすかったかな。

へんかくかつよう【変格活用】
動詞活用中、変化が比較的不規則と考えられるもの。文語ではカ行・サ行・ナ行・ラ行、口語ではカ行・サ行の変格活用がある。

「比較的不規則と考えられる」ってのはどうかなと思うけど、シンプルにまとまってるんじゃないのかな。

以上、40年も前に学んだことなのに、その言葉の意味をちゃんと調べていなかった言葉を調べてみました(^^)。


【国語】  文法-13  品詞の分類①

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