ふつう「かんぱん」だよねえ。それも正解。でも他にも読み方がある。ぼくは知らなかったなあ。
ちなみに「かんぱん」と読めばこんな意味。
かんぱん【甲板】
(「かん」は「甲」の唐宋音)
(1)船の上部にあって、梁(はり)に木または鉄板を一面に敷きわたした広く平らな床(ゆか)。デッキ。こうはん。
(2)江戸時代、弁才造荷船の三の間の上に設けた亀の甲状の水密の板張り。かっぱ。
『日本国語大辞典』から引いておいた。(2)の方は何言ってんのかよくわかんないけどね^^。
あ、これも「こうはん」と読んだりもするんだな。『新明解』に次のようにある。
こうはん【甲板】
「かんぱん」の船員用語。
ふ〜ん。これもまあ知らなかったね。
でももっと知らなかったのが「こういた」という読み方(「こうばん」と読んだりもするらしい)。
これも『日本国語大辞典』から引いておこうかな。
こういた[カフ‥]【甲板】
(1)机、台、棚などの上面の板。
(2)神社建築などで、鰹木(かつおぎ)をのせるために棟に沿って取りつけられる長い板材。
相変わらず(2)の意味はよくわかんないけどね。でも机などの上面の板を「甲板」と書いて「こういた」と読むんだって。ぜんぜん知らなかった。
でもなんだね。「机の上の平らな板」と、「船の上部にある平らな板」は似てるよね。
似ているだけに、「机の甲板」などと書いてあると「へ〜、そういう言い方もあるのか」と、ふつうに「かんぱん」と読んでしまいそう。
誰かが(正しく)「こういた」と読んでも「イカじゃねえんだよ。かんぱんに決まってんだろ」とか言ってしまいそうだ^^。余生、気をつけて過ごそう。