「シャム猫」は「Siamese cat」で「シャム双生児」は「Siamese twins」。どっちも同じ言葉なんだな。なぜだ?
というか、今は「シャム双生児」という言葉も昔ほどメジャーじゃないかな?
「シャム双生児」ってのは「(一般に)身体の接合した双生児,二重体児」(ランダムハウス英和大辞典)のことだ。
それはおいといて。
「シャム猫」ってのは、まあ「シャム」の猫なんだろう。
「子猫はまっ白」
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2019年9月7日
> シャム猫 on 新明解
〔シャムはタイの旧称〕高級な愛玩用の猫。目は青く、からだはクリーム色、顔・耳・足・尾は黒茶色。子猫はまっ白。https://t.co/PDcVQxYhl7
ね。「シャム」の猫だ。ちなみに「シャム猫」を漢字で書くと「暹羅猫」。書けないし読めないな^^。
で。「シャム猫」が「シャム」の猫なのはいい。想像通りだ。でも「シャム」で「シャム双生児」がたくさん生まれるということもなかろうと思うんだけど、どうなんだろう?
『日本国語辞典』から引く。
シャム‐そうせいじ[‥サウセイジ] 【暹羅双生児】
対称的体部で結合した連身の一卵性双生児。シャム(タイ)で生まれた胸部結合のチャン=エン(Chang-Eng )兄弟(一八一一~七四)が有名で、一般的な名称となった。シャムの双子(ふたご)。
(倉橋由美子三部作は大好きだったもので、用例まで引いた(^^))。
なるほど。「シャム双生児」として有名になった兄弟が、シャム出身だったのだな。聞いてみれば当たり前の話だ。
ちなみに「シャム双生児」は「結合双生児」と呼ぶのだそうだ。「シャム双生児」という呼び方が「インコレクト」なのかどうかは知らない(ちょっと使いたくない言葉ではある)。