気になる言葉 on 国語辞典

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春夏秋冬の節分

ジジイが言うことじゃないけれど。「節分」ってなんだろうと考えた。2月の豆まきの頃を「節分」って言うし、確か冬の季語でもあるはずだ。

でも「節分」ってのは「季かれ目」で、春夏秋冬それぞれに存在するものじゃないのか?

実はその通りだ。たいていの大人は知っているんだろう。でもぼくは意識したことがなかった(恥)。

せつ‐ぶん 【節分】(季節の分かれ目の意)
(1)季節の変わり目。四季それぞれの季節の分かれる日。立春立夏立秋立冬の前日をさす。せちぶ。せちぶん。
(2)特に立春の前日。四季のうち、冬から春になる時を一年の境と考えた時期があり、大晦日(おおみそか)と同類の年越行事が行なわれる。近代はこの夜、ヒイラギの枝にイワシの頭を刺したものを戸口にはさみ、節分豆と称して、煎った大豆をまいて、厄払いの行事を行なう。せちぶ。せちぶん。《季・冬》

ああ、やっぱりそうなんだね。もともとは、季節の変わり目の意味なんだ。その中で、また生命が活動を始める春の時期のものが、強く意識されたってことなんだな。


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