国語辞典は意外に(当然に?)ラグビーに冷たいね。TVのバラエティ番組なんかでは、なにかというとラグビー選手を連れてくるのに、ラグビーの花形ポジション(最近はそう言わないかもしれない)である「スタンドオフ」を立項している国語辞典は少ないみたいだ。
思ったんだけど、ラグビーを見ている人でも、「スクラムハーフ」と「スタンドオフ」をあわせて「ハーフ陣」とよぶ理由を知っている人は少ないんじゃないのかな。
チコちゃんに叱られるかどうかはともかくね。
ラグビーの「スタンドオフ」は「standoff」で、standoffの意味は「離れている」といった意味だ。
つまり、スクラムのところにいるハーフが「スクラムハーフ」で、離れているのが「スタンドオフ・ハーフ」なんだね。
ちなみに「ハーフ」は「halfback」で、ご想像どおりフォワードとバックスの中間に立つ人の意味だ。
『日本国語大辞典』や『大辞泉』なんかは立項しているんだけど、わかりやすいのは『ランダムハウス英和大辞典』かなあ。
stándoff hàlf
〔ラグビー〕 スタンドオフハーフ(fly half):スクラムハーフからの送球を受けるハーフバック.
ま。ラグビーのポジションには難しいところもあるね。
6番と7番が入れ替わって「オープンサイド」だとか「ブラインドサイド」なんだとかいうのはいいとして、たまに11番と14番も入れ替わったりするもんね。「おいっ! ブラインドサイド・ウィングってのは悲しくないのかっ!?」とか言ってみたくなったりする。
ちなみに(レジェンド)吉田義人は伊勢丹にて、しばらく11番でFBをしていたことがあった。当時「11番と言えば吉田義人」という感じがあったからね。でも結局ラグビー協会に叱られて、15番をつけることになった。
ま。他のやつがやれば腹が立つけど、吉田義人なけどね^^。らいいんじゃないかと思ったりしたラグビーファンも多かったんじゃないのかな。
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