料理初級者(初心者からちょっと進化した^^)のぼくは、「きょうの料理ビギナーズ」なんてのもよく見ている。
今日見ていると(録画して見ているのでいつの放送かは知らない)、「きんぴらごぼう」と、「ごぼうと牛肉の時雨煮」ってのが出てきた。
きょうの料理ビギナーズを見ていると、キンピラとともに「牛肉の時雨煮」ってのが出てきた。
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2020年4月22日
でも国語辞典的にはなし?
> 日本国語大辞典
しぐれ‐に 【時雨煮】
ハマグリやカキのむき身に、サンショウ、ショウガなどを加えて佃煮にした食品。しぐれ。https://t.co/pzprcSGvLYきんぴらごぼう.html
ぼくは「時雨煮」がわからないので、すぐに国語辞典を見た。どうやら国語辞典的には「牛肉の時雨煮」ってのはないみたいだね(^^)。
『広辞苑』の最新版(第七版)でも「時雨煮」は「貝類」に限るのだと書いてある。
時雨煮
貝類のむきみにショウガ・サンショウなどの香味を加えて、醤油・砂糖などで煮しめた料理。
結構、多くの辞書が「貝類」以外の「時雨煮」を認めていないね(三省堂国語辞典第七版は貝類以外も認めている)。
なぜ、一般的に「貝類」なのか。なんで「時雨」と呼ぶのか。ぼくがみた国語辞典には記載されていなかったので、Wikipediaを頼ってみた。
「時雨煮」の語源説。
— maeda hiroaki (@torisan3500) 2020年4月22日
・さまざまな風味が口の中を通り過ぎることを時雨が一時的に降る様子に見立てたことから
・ハマグリの旬が時雨の降る時期と重なることから
・短時間で仕上げる調理法が時雨に似ていることからhttps://t.co/hutiDon2kj pic.twitter.com/zcWS2POs4i
一説によれば、蛤の旬が時雨の季節だからっていうんだね〜。これが本当なら、やっぱり「貝類」以外の「時雨煮」はいんちきなのかも。
いつ頃から、「貝類」以外の佃煮を「時雨煮」と呼ぶようになったんだろうね。ご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えてくださいm(..)m。
NHK「きょうの料理ビギナーズ」ブック ハツ江おばあちゃんのフライパン1つで100レシピ (生活実用シリーズ NHK「きょうの料理ビギナーズ」ブック)
- 作者:高木 ハツ江
- 発売日: 2020/04/21
- メディア: ムック