「0」って、「ない」ってことなんで、「80000円」と「8円」は同じこと。そんな馬鹿な話はないんだけど、「それでもいいよ」ってのが日本語らしい(?)。
「八百万」(やおよろず)は知ってたけどさあ。「八十万」(やそよろず)とか、「八万」(やよろず)とか知らなかったよ…
— maeda, h (@torisan3500) 2021年12月22日
「八百万」(やおよろず)って言葉はメジャーだと思うんだよな。「八百万の神々」なんて定型句で使う。
でもぼくは知らなかったな。「八十万」(やそよろず)とか「八万」(やよろず)という言葉があるのだそうだ。
言葉の存在自体に驚いたんだけど、国語辞典をみてまた驚いた。あまり載せている辞書がないから、定番の日本国語大辞典でひいておく。
まずはオリジナル(?)の「八百万」から引いておこうか。
やお‐よろず[やほよろづ] 【八百万】
〔名〕
数の限りなく多いこと。無数。ちよろず。
まあ、よく知っている語釈だ。
では、次に大きそうな(?)「八十万」。
やそ‐よろず[‥よろづ] 【八十万】
〔名〕
非常に数が多いこと。多数。やおよろず。
おわかりだろうか? 「八万」(やよろず)も引いておく。
や‐よろず[‥よろづ] 【八万】
〔名〕
数で一万の八倍。はちまん。また、数のたいへん多いこと。やおよろず。
そう。「八十万」も「八万」も、両方ともに「やおよろず」(八百万)と同じ意味なんだそうだよ。
数字で書けば「8,000,000」も「800,000」も「80,000」も同じなんだよ! 800万円借りても、8万円返せばいいんだなあ…。
令和の徳政令、みたいな発見だ(笑)。