「きりたんぽ」。食べたことはあると思うんだけど、あまり印象に残っていない^^。先日読んでた本にも出てきたな。
彼の下宿できりたんぽ鍋を振舞ってもらったことがあるので知っているが、きりたんぽはいったん鍋に投入すると、おつゆを吸ってどんどん成長していく。急いで食べないと、鍋じゅうぎっしりきりたんぽ、ということになってしまうのである。
— maeda, h (@torisan3500) 2022年2月22日
via 『歩道橋シネマ) (恩田陸)https://t.co/5o6O4A1Ibl
(ちなみにこの『歩道橋シネマ』は大嫌い。底の浅いモチーフ満載で、かつあとがきで「言い訳」としか感じない記述があるのも腹立たしい^^)。
『日本大歳時記』を眺めていると「きりたんぽ」が出てきた。「秋」の巻。
新日本大歳時記に曰く、「きりたんぽ」とは「たんぽ餅」を切ったものだそうだ。但し、ニッポニカに曰く「短穂の槍 (やり) の一端を切り落とした形に似ているからである。」との説もあり。https://t.co/uJxMrc9iTI
— maeda, h (@torisan3500) 2022年2月23日
ツイートに書いてあるけど、『新日本大歳時記』説では「たんぽ餅」を切ったものだから、「切り」たんぽというそうだ。ただ、ニッポニカは別の説を記している。でも、両者とも「きりたんぽ」の「きり」が「切り」であることは一緒かな。
いくつか小型の国語辞典も見てみたんだけど、「きりたんぽ」の語源にふれるものはなかったな。
引用しなかったけど、ニッポニカの定義は「小松菜」(<「こまったなあ…」から生れたという説あり)に似てちょっと面白かったよ。
あ! せっかく歳時記から引っ張ったんだから、句も載せておいた方がいいよね。
きりたんぽ焼くやどの子も憎からず(縄田屋朗々)
とつぷりと窓が昏れゐてきりたんぽ(角田独峰)