気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「きりたんぽ」は秋の季語

きりたんぽ」。食べたことはあると思うんだけど、あまり印象に残っていない^^。先日読んでた本にも出てきたな。

(ちなみにこの『歩道橋シネマ』は大嫌い。底の浅いモチーフ満載で、かつあとがきで「言い訳」としか感じない記述があるのも腹立たしい^^)。

日本大歳時記』を眺めていると「きりたんぽ」が出てきた。「秋」の巻。

ツイートに書いてあるけど、『新日本大歳時記』説では「たんぽ餅」を切ったものだから、「切り」たんぽというそうだ。ただ、ニッポニカは別の説を記している。でも、両者とも「きりたんぽ」の「きり」が「切り」であることは一緒かな。

いくつか小型の国語辞典も見てみたんだけど、「きりたんぽ」の語源にふれるものはなかったな。

引用しなかったけど、ニッポニカの定義は「小松菜」(<「こまったなあ…」から生れたという説あり)に似てちょっと面白かったよ。

あ! せっかく歳時記から引っ張ったんだから、句も載せておいた方がいいよね。

きりたんぽ焼くやどの子も憎からず(縄田屋朗々)
とつぷりと窓が昏れゐてきりたんぽ(角田独峰)


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