「転嫁」って言葉、多くの人が使ったことがあるんじゃないのかな。でも「再婚」の意味で使ったことのある人はいるのかなあ?
てん‐か 【転嫁】
— maeda, h (@torisan3500) 2022年3月22日
(1)再度嫁入りすること。再婚。
(2)罪過や責任などを他になすりつけること。
via 日本国語大辞典
ぼくは(2)の意味しか知らなかったなあ。まあ確かに、「転嫁」(てんか)の「か」は「嫁」ではあるけれど…。
使うとしたらどういう風に使うのだろう。
「私、転嫁しちゃった〜」
みたいな?
それはともかく。この記事で言いたかったのはそんなことじゃない。
制裁を行う日本も当事者なんだから、「転嫁」ではないように思うけど…
— maeda, h (@torisan3500) 2022年3月22日
> ウクライナ侵攻の責任を日ロ関係に転嫁しようとする対応…
岸田首相 参院予算委でロシアの日ロ関係に責任転嫁 厳しく非難https://t.co/pGvumMxCWs
Twitterに投稿した、岸田首相の発言がとっても気になったから、「転嫁」を調べてみた次第。
上の岸田発言、気になりませんか。ロシアが「ウクライナ侵攻の責任を日ロ関係に転嫁しようと」しているって言うんだけどね。
ぼくの言語感覚だと、ロシアは「転嫁」してないと思っちゃうんだよなあ。ロシアが日本との平和条約交渉を中断することにしたってことに対する岸田首相の反応なんだけどね。
日本はいろいろな方法で「ロシアとの関係を(このまま)継続するわけにはいかない」って宣言しているわけで。そう言っている以上、日本も「平和を求める交渉などできません」と主張しているんじゃないのかな。
日本は、ロシアに対する特定の態度を示している当事者。その当事者の態度に対して、もう一方の当事者が反応しただけに見える。それを「転嫁」という、ネガティブな言葉で対応するのはどうなんだろう。自らの主体性を曖昧にしようとする態度にも見えるなあ。
ま、今回のロシアの行動に対しては、他にもいろいろと気持ち悪い言葉があふれてきてはいるね。