気になる言葉 on 国語辞典

つい気になった言葉など、辞書で引いてみる

「麦芽」=「もやし」は正しいか?

三省堂国語辞典』と『新明解』の、両三省堂系国語辞典(双方ともに七版の話)は、「麦芽」のことを「もやし」と定義している。これはちょっといいね!

『新明解』をひく。

麦芽
ムギの芽を出させて、干したもの。もやし。〔ビール・水飴の原料〕

この「もやし」に納得する人はどれくらいいるかな。ちなみに以前、「もやし」の記事を本ブログで公開している。

kininarukotoba.hatenablog.com

もやし」と言われると、ぼくらは(少なくともぼくは)大豆から作った「もやし」を思い浮かべてしまう。

でも本来は「もやし」とは「発芽させたもの」という意味なんだよね。だからムギの芽を出させれば、それも「もやし」。すなわち麦芽」は「もやし」だ。

以前のぼくのように、「もやし」=「大豆」と思ってる野郎の目を覚まさせるのに、とても良い語釈だよね > 「麦芽」=「もやし」。

麦芽」=「もやし」に疑問を持つやつ、「麦芽」の意味を調べてみやがれ!

ってな意図が見える(笑)。ちょっと素敵だと思うな。


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